米国けんきゅうにっき 2007年03月
学位取得後、研究者として米国へ。このさきどのようなことが待ち受けているのでしょうか?
 昨夜はアホみたいに遅くの帰宅になった。しかも11時まで飲まず食わずだ。帰ってから食事を摂ったので、就寝はずいぶんと遅くなったわけだが、今日はESR(電子スピン共鳴、分光分析法の一つ)の測定のため、カラダに鞭打ってでてくる。測定中に気がついたのだが、ワタシの試料、今回の測定温度(77ケルビン、摂氏-196℃)では見たい信号を得ることができないのだ。そんなワケでこの測定は次回に液体ヘリウム温度(4-10ケルビン)で行うことに。


 ネットを彷徨っているとたまに不可解な出来事に相まみえることがある。今回は石川地震においての出来事。NHKのアナが中能登町役場へ電話インタビューをおこなった。



 話の流れは以下の様。

苗山さんという人が電話に出る
  ↓
アナウンサーと話している。
  ↓
地震の影響で交換機が切り替わった
または局内電話の回線がとある理由で自称・苗山さんに切り替わった。
  ↓
NHKアナ「あ、もしもし?あの、
      電 話 の 方 変 わ ら れ ま し た で す か ?」
自称・苗山さん「いえ代わっておりません。」
  ↓
自称・苗山さん本人は電話をずっとかけていて急に変わっていた為、自称・苗山さん本人は電話から離れてておらずに「いえ代わっておりません。」と発言する。
 ↓
ここまでは単なる放送事故!
 ↓
しかし!!役場に電凸した人がいたけど、「役場に苗山という職員はおりませんが...」 って言われた。という情報が手に入る!!
 ↓
では最初に存在していたはずの苗山さんは誰?
 ↓
NHKがもしかしたら現地の人に電話をかけていたのではなく、やらせで別の人間が放送に出ていた可能性も出てきたか?

 特に注意して聴いてもらいたいのが、声の大きな変化だ。上のYouTubeの1:07~あたりから

NHKアナ「あのー、怪我をされたり、ガラスが割れたり、壁が落ちてきたりというような状況はありましたか?」
苗山さん「今~のところは、まだはいっておりません、」
NHKアナ「それはないですか、」 苗山さん「はい」
NHKアナ「ただその停電になったとおっしゃいましたね?」 苗山さん「はい」
NHKアナ「今あの、そちらの中能登町役場は、庁舎内は停電になっていますか?」
苗山さん「いや、あの~、ここはなっておりません」 NHKアナ「あ、そうですか」 苗山さん「ええ」
苗山さん「それとですね、すぐ、そういう事態になれば、あの~、非常発電もありますので。
       それについては、もう~機能的には、あー、じ(不自然に途切れる)」
―沈黙―

NHKアナ「…もしもし?」
?「ハイッ?」←明らかに声質が違う!!!!????
NHKアナ「あっ、あのー…、えー、引き続き苗山さんでしょうか?」
自称・苗山さん「ハイッ?」←聞こえてるのに疑問系で質問に答えない
NHKアナ「あ、もしもし?あの、
      電 話 の 方 変 わ ら れ ま し た で す か ?」
自称・苗山さん「いえ代わっておりません」←早口3倍速
NHKアナ「あっ、あのー…、 苗 山 さ ん で す ね …?」←アナ、確認3回目
自称・苗山さん「・・・・・・」←答 え な い 

NHKアナ「あ、今も、信号機の停電などは確認…、あの、停電によって信号機が例えばあの…
    止まってたりというようなことはあるでしょうか?」←動揺しまくり
自称・苗山さん「ふきゅしております。復旧しております」←早口3倍速
NHKアナ「あ、復旧していますか…」



 ネット上では何らかの陰謀が働いていたというウワサがまことしやかにながれることに......そう後の苗山事件のハジマリである。

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【2007/03/31 07:45】 | オモシロサイト
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 俳優の植木等さんが亡くなったそうだ。個人的には特に興味もなかったヒトなのだが、病名でちょっと気にとめた。"肺気腫"ということで、ワタシの父親と同じ病気を患っていたらしい。でも80歳というのはまあまあの年齢か。ご冥福をお祈りいたします。

 このような訃報を見るたびに思うことがある。あとどれだけの数の人間と知り合い、別れていくのだろうかと。そしてその中でどれだけのことをキオクしていけるのだろうか。

 ワタシにはこれまでの人生で3つの印象的な邂逅と別離がある。2つは別離、そして1つは出会いだ。2つの別離はいずれも死別。一人は中学生のころから仲の良かった友人、もう一人は父親だ。友人の方は本当に運が無かったというほかはなかったのだろう。高校に入学してすぐに、ほんの些細なこと(自転車で転倒)でその命を終えた。たぶんそれはワタシにとってはじめての親しいヒトの死であったと思う。それ以前にも父方および母方の祖父母の死には直面していたと思うが、この友人の死ほどのインパクトは無かった。そう、そのときがはじめての"死"というものの実感であったわけだ。

 もう一つの"死"である父親のものは、ある予感があった。これは上記でも触れた肺気腫は呼吸困難になることがよくあり、徐々に体力を削っていく。どのような病もヒトの意気を消沈させるものだが、この病は長いスパンでこれが起こるのだ。だからいずれは訪れるであろう"死"を知覚できる。ただやはり直接の肉親である父の死というのもは、予感があったとしても、覚悟があったとしても、そのインパクトは甚大だ。ワタシはそのときはじめて肉親の"死"を認識した。

 二つの死別はワタシの心の底にある決意を促した。絶対にこの世界で生き延びるということを。それは絶対に自身で命を絶つことはないということで、その先には生命というものの存在に対しての敬意に繋がっている。それと同時に"死"を凌駕したいという欲求もあり、これはワタシ自身、尊大だと思わざるを得ない。そんな混沌の感情がこの2つの死別には伴っていった。

 さて1つの出会いはもっと別の側面をもつ。これはある先輩との出会いだ。ワタシがもっとも尊敬しているその人格は、その母性からくるのかもしれないけれども、それ以上に昔、その先輩から発せられたコトバがワタシにとって思いがけないモノであった。それは普段の人からは想像もできないような弱々しいもの。同時にヒトは完璧で在る必要がないということを知覚した。けれどもだからといって、すぐに諦めるのはよくないことだが、精一杯頑張ってどうしようもなくなったらちょっとくらい弱音を吐いてもいいんだよ、ということ。それを他人が受け止めることは出来ないけれども、ただ吐き出すだけでもココロは軽くなる。後は本人次第。そんなことを何となく思ったものである。

 これらの出来事は昔に在った出来事であり、ワタシのなかで繰り広げられた心象だ。そしてこれらの事はいつか訪れるであろう終わりの刻まで決して忘れることはない。

【2007/03/30 08:06】 | 考えること
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 ふぅ~、今日は寒いねぇ。

 血液検査が返ってきた。結果はいたって良好。(鉄分が多いと出ているが......)5年以上もこのただれた生活を送りながらも、そしてその間にまったくチェックしていなかったのに......大したものだと思う。改めて優良な遺伝子を与えてくれた両親に感謝である。
 昨日は3週間ぶりにボスを捕まえた。まさに"ウォリーを探せ"状態なのだが、2時間ほどのディスカッションの末に論文草稿の直しが終わる。たぶんこれは今週中にサブミットできるだろう。バイオだから論文がなかなか出ないと妥協はしたくないので、次のネタもボスに話してある。これはできれば夏前に仕上げたいのだが、ここに来てボスがこれまでのデータを見て上位の雑誌に出してみようかみたいなことを言いだした。それはいいのだが、そういった雑誌はおしなべて審査に時間がかかるのが気がかりだ。

 さて先ほどデラウェア時代のボスからメールが来た。何でもワタシの修士時代の指導教官が、デラウェアに訪れているとか。たしかそんな事を言っていたなぁと思いつつ、添付画像を見るとふっる~い写真がそこに在った。たしかワタシが4年の頃に○工大に来たばかりのころの写真。(今から12年前くらいか?)もう亡くなってしまった当時の指導教官の先生と、今回デラウェアに訪れているヒト、そしてナゾの外人である。実はナゾではないのだが、だれだか記憶に残っていない。デラウェアのボスはその彼の名前を教えてほしいということだったのだが、覚えていることといえばシンガポールから来ていたということだけ。まあ仕方がないので、その旨を伝えた。

 久しぶりに今週末は速度論の実験でもしようかと思う。ネタ探しも兼ねてなのだが、たぶん今、ラボに来ているFくんの将来的な実験の礎になるやつ。そんなワケで今夜は麻婆豆腐の作製は諦めて、滴定実験をしよう。

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【2007/03/29 22:17】 | 研究
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 ある外部依頼されたお仕事の期限が迫っており、これが終わればちょっと楽になる。これとは別に先々週から今日まで嫌気下でのタンパク質の精製、そして滴定とやってきたのだが、ここに来てESR(電子スピン共鳴分光)の必要性が出てきた。それで先週末に装置を立ち上げたのだが、コンピュータ(のOS、WindowsNT)が死んだらしく、装置との連携がとれなくなっていた。そんなワケで測定はお預け。たぶん新しいサンプルが必要だから、今週はもう一度、タンパク質精製をし直さなければならないだろうねぇ。


 さて久しぶりのエントリだが、今回はチョイと趣を変えたいと思う。ワタシはマンガが大好きで、子供の頃から数多のマンガを読んでいた。(博士課程の頃を振り返っても、周りにここまでオタクなヤツは居なかったと思う......)そんなオタクっぷりなワケで、先々週にわざわざこの街までご足労いただいたマイミクさんにも......

cooyou: ゴメンねぇ~、わざわざ遠いところから来ていただいて、やっと久しぶりの日本人だってゆーのに......蓋を開けてみればこんなオタ野郎で......
tm: とんでもないっ!ワタシもかなりているんですよ~。たとえば友人に「ガンダムはナゼ、ガンダムって呼ばれているのか知っているかーっ?」とかの質問に答えられて、尊敬されたり......
cooyou & tm: (^ ^;Δ X2

 閑話休題。久しぶりに日本に帰った時のことだ。マンガ喫茶に入ったことはこのブログでもふれたと思う。そこで河下水希の「いちご100%」とゆーマンガを読んだ。集英社の週刊少年ジャンプに連載されていたので、結構有名かもしれないし、ワタシもその存在は知っていた。おもしろいのはこのマンガ、ジャンプ史上でもっとも長いラブコメマンガだそうだ。そしてジャンプで連想されるのはまつもと泉の「きまぐれオレンジ☆ロード」で、これも確か長い連載だったと思うのだが、この「いちご100%」に負けたんだねぇ。



 まずこの「いちご100%」を読んで思い出したのが、上記の「きまぐれオレンジ☆ロード」だ。すでに20年以上昔のマンガなのだが、三角関係やらお色気シーンやらなんかは両者に共通する。まあある種のオマージュなのかなと思ったワケ。「いちご100%」は、初期から中盤のハナシがちょっと冗長すぎて、中だるみの激しい内容であった。(まあこの点は「オレンジ」の方もそうだけど。)ただ「オレンジ」と異なり(個人的にはオレンジの最終回もいいと思うけど)終盤の展開は目を瞠るモノがあった。

 「いちご」では4人のヒロインが登場し、主人公たちとの高校3年間(プラス中学3年生の終盤)の学生生活が描かれている。主人公は映画製作にあこがれており、高校では映画の作れるクラブのある学校に進学したいと思っていた。引っ込み思案の同級生の少女が書いた小説をあるきっかけで主人公が目にすることになり、彼はこの内容に感動するのだ。その後、彼女の才能を彼が評価することで、彼女自身、主人公に心惹かれることとなる。同時期に主人公は友人とのある賭け事で学校のアイドルみたいな少女に告白することとなる。そしてナゼかその学校のアイドルとつきあう事となるのだ。この2人の少女が4大ヒロインの2人であり、主人公を巡る多角関係の一角となるワケだ。まあぶっちゃげ典型的なラブコメなのだが、なんてゆーか、レースに負けた方のヒロインの潔さとゆーか、最後の引き際がカッコ良かったのだね。ここまでしっかり描いた(少年誌での)マンガはなかなか無いと思うよ。もちろん欠点も沢山あったのだが、すべては最後のシーンに集約されると思う。サイコーのマンガだとは言わないケド、良くできているなぁと久しぶりにちょっと感動したのであった。

 あとこれはWikiで知ったのだが、この作者、女性だそうで、連載の間に休載が1回のみだとか。これはジャンプの常連休載者とかに較べれば奇跡に近いと思う。男性読者に媚を売るようなシーンも多々在ったが、それでも終盤のその描写には敬意を表したいね。

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【2007/03/27 03:46】 | 書籍紹介
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 今日は血液検査。日本を離れてからはじめての検査なので、すでに6年以上経過している。思えば激しい30代前半だ。アメリカに来たのが2001年の7月でまだ29歳だったのだが、そのあと911の大規模テロや炭疽菌の無差別テロ、アフガン侵攻にさらにイラク戦争である。そんな事を考えていると、マイミク軍団たちが料理をしたいと言ってきた。お題は"カツ丼"だ。

 ワタシもなかなか料理をする方だが、カツ丼など揚げ物を必要とする料理はちょっと躊躇していた。理由は2つ。個人的に多量のサラダオイルを使うのは好きでないこと(後の処理がちょっとね)と、部屋にニオイがつくことだ。まあそれでも今回のソレはひとえにマイミク軍団の熱意によるところが大きい。ちまたでは17日が聖パトリックデイなので、緑色の世界が訪れていたのだが、それに対抗する意味(?)もこめて個人的にその翌日をワールドカツ丼デイとした。(ミクシィのカツ丼コミュにもその日に参加)

 実は17日にモンタナ北方軍が我が街に訪れており、彼女らとともに街に新設された日本食レストランで夕食をともにしたのである。その際に、例のカツ丼談義になりお店の主人にもメニューに出していただくことを承諾していただいた。(事前電話要)まあそんなわけで2007年の聖パトリックデイはカツ丼と非常にかかわり深いイヴェントとなったことは言うまでもない。

 さてさてカツ丼の合成だが、実行部隊はワタシではなくラボで働くFくん。今回のワタシの役割は部屋の提供だ。(一応、キッチンはかたづけた)また飲み物の提供ということで、Ale WorksからグロウラーにIPAをリフィルしてもらったので、準備万端だ。

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タレを合成中トンカツの準備、実は全員、初体験油から出してゆきり後にカット


 今回のトライアルはどちらかと実証実験に近い。我々のスキルの確認のため、まな板のすみっこに豆腐を置き、これを以下に落とさないようにするかが指標となる。トンカツのレシピはFくんがググって来たのだが、豚肉と油を用意していなかったので、それぞれ同じ階のポスドクのM氏とワタシが買い出しにいく。(オリーブオイルはあったのだが、揚げ物にはランニングコストが悪すぎる)油の温度は約160℃にするのだが、料理用温度計もないので、当然わからない。しかしワタシが大分時代に購入した自炊マニュアルによればパン粉を落とした時の挙動でわかるとのこと。それでなんとか温度の感覚は得られたのだが、ワタシはコンロの出力をフルパワーにするのが好きなので、揚げている最中は常にオーバーヒート気味だった。(ググルと2分と書いてあったのだが、明らかにそれより早くにパン粉が焦げ始める)そのあとすぐに油をきって、カットだ。これは時間との戦いである。

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合間をぬってみそ汁合成カツ丼光臨その日の晩餐


 この揚げたてのトンカツを速やかに煮汁と溶き卵で30秒、蓋を閉じて煮る。このカツをご飯の盛った雅などんぶりに載せて、短冊切りののりをトッピングすると、カツ丼光臨である。味はまさにカツ丼であり、スバラシイの一言だ。

 このあとIPAをピッチャーに入れて、カツ丼晩餐となるのだが、このあとは骨肉のモノポリー大会になったことは言うまでもない。

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【2007/03/21 00:41】 | 生活
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20070316064346.jpg 今週の月曜日に友人のKくんがキムチ鍋を作ってくれた。食材は彼提供でワタシは部屋とキッチン提供。なかなかおいしかったですよ。これをつつきながらしこたまビールを飲み、ハリーポッター4の炎のゴブレットを見る。このDVDは実は昨年の春くらいにMissoulaで購入したものだが、しばらく放置状態であった。FくんとKくんの英語訓練も兼ねて、(英語)字幕無しでの観賞。最初は景気良く「オレのは~まいおに~が~」(F氏談)と言っていたのだが、あまりに内容を圧縮しすぎているためか展開が早すぎる。「はやい、はやいよ、ラドクリフ!」とか言いながら、見終わる頃には軽い疲労感。そーいえば、はーまいおに~役なのだが、歌手のシャーロット・チャーチにオファがあったらしいのだが、原作者のプレッシャーで今のエマ・ワトソンになったのだとか。なんでも純血の英国人を作者は要望していたらしい。シャーロットのCDは2枚もっており、当然、ジャケ買い(中身を考慮せずにジャケットレーベルの好みのみで購入すること)。だからその容姿はなかなかだと思ったのだが......

Charlotte ChurchEmma Watson


 今日は大学のハウジングオフィスにアプリケーションを申請した。今、住んでいるアパートの契約が6月いっぱいで切れるためだ。アメリカではアパートの家賃が年々、あがっていく。日本ではちょっと考えられないことなのだが、それ故に引っ越しが頻繁になりがちだ。またこっちでの引っ越しはたいてい自分で行い、日本の様に引っ越し業者には頼まないのが通例。たいていは友人に頼んで重い荷物は運び、トラックはユーホウル(U-haul)などからレンタルで自分で運転するのだ。そんな引っ越しのシーズンが迫っている。個人的にはいまのアパートは住み心地が良くて好きなのだが、まあ背に腹はかえられないとゆーことで。

 今夜の予定はモンタナ在住のマイミクの方がこの街に来られるとか。そんなワケでバーかタップルームで会うことにする。

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【2007/03/17 04:15】 | 生活
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norris_h_spring_00.jpg 今朝から大学の健康センターに電話する。来週の血液検査のアポをとるためだ。血液検査なんてすでに6年以上やっていないので、さすがにやらないとイカンだろうと思った次第。そして今回の血液検査はフリーということもあり、申し込むことにした。しかし、どーなっているんだろうねぇ。
 さて先週末に再びNorris Hot Springに行ってきた。先々週末に氷の上で滑って肋骨あたりに深いダメージを受けてしまったため、その湯治もかねて行くことにした。個人的にはBozeman Hot Springよりも落ち着いているし、まあそんなに遠くないという理由からココをチョイスする。だいたいBozemanからクルマで40分ほどの距離にあり、ちょっとした荒野の真ん中にある。近くにはNorrisという小さな集落と、バー、GSが並んでいるだけだ。

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不思議な入り口の雰囲気お金を払うカウンターまあプールの様子だ

 相変わらず至る処にアジアンテイストの変な置物があり、カントリーがバックミュージックで流れている。一種、独特な空間を形成しているので、好き嫌いは分かれるだろう。

 幸い天気に恵まれていたため、とってもヒトが沢山いた。特にファミリーが大量に押し寄せていたので、前回とはずいぶん異なる雰囲気だ。まああのシュールなカンジは変わらないのだが......温度はちょっとヌルめで、Fくん曰く「底がヌルヌリしている」のだが、ワタシはそのヌルヌル感がお気に入りなのだ。これはこのプール自体が木製である所以だと思う。個人的にはこれくらいの温度だからかなりの長時間でも楽しめると思うのだが、さすがにFくんが湯あたりしたので1時間ほどで出ることにした。

 ところでこの湯治のあとの腰と横隔膜の痛みはどーなったかといえば、ずいぶんと良くなった気がするのだが、まだ違和感が絶えない。ダフニに「病院に行け」と言われたのがアタマをよぎるのだが、まあ固定されるだけだろーからまあ良いだろう。

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【2007/03/15 03:52】 | 温泉
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 今日は土曜日。今はとっても晴れていて心地よいのだが、今朝、Wal-Martにオイル交換に行ったとき、クルマの中でちょっと待たされたのでサムかった。今はラボの自室に居るが陽が照っていてどちらかといえば熱い。この後はFくんとKくんとともに温泉に行き、その後でLexyとEricと合流してヒミツ会議の予定だ。

 さてちょっと前エントリと空いてしまったのだが、最近改めて思うのが、"米国"も"けんきゅう"も関係ない日記だなぁ、ということ。すんませんm(_ _;)m これから春が訪れ夏が到来すれば、もうちょっと華のあるエントリを供給できますので、乞うご期待ください。

 そういうワケで今日のお題はふたたびiTunesといこう!と言っても本体のハナシではなくプラグインの話題だ。ご存じの様にワタシのiPodは最近、昇天されたのでちょっとカナシイのだが、まあそれはソレということで。

 iTunes単体でも歌詞を入力することができるのはご存じの通りだと思う。(Windowsの場合)任意の楽曲を選択して右クリックメニューからプロパティを選べば、その中に"歌詞"とゆータブがあり、其処にテキストを入力できる仕組みだ。ではこういった歌詞をテキスト形式で入力する方法だが、いくつかの方法がある。まず手入力とゆー原始的な方法がある。まあ歌のある楽曲が数曲しかないというのならば、それでいいのだが、ワタシの場合、容量換算で25GB、楽曲数で5000を越えているので、この方法は現実的ではない。ではウェブ上で公開されている歌詞をコピペして入力するという方法があるのだが、これには問題がある。某利権団体の圧力により、現時点でウェブに公開されている歌詞はコピー&ペーストをブロックされている。実際に"うたまっぷ"などの歌詞無料検索サイトでお気に入りの歌を検索して、その結果をコピペしてみようとするといい。コピペどころか選択すらできない状態になっているのだ。まあ○スラックの主張では著作権保護らしいが、このスタンスはかなり偏執的だと言わざるを得ない。

 まあカ○ラックのことは置いといて、この状態だとiTunesに歌詞を入力するのは非常に不便だ。そこでフリーウェアを利用することにする。歌詞検索ソフト、"Lyrics Master"というものが公開されており、これを利用することで公開されている歌詞検索サイトからほしい歌詞を検索、抽出、そしてテキスト変換、さらに必要に応じてiTunesやiPodへ転送してくれるのだ。また自動スクリプトを利用することで、オートでiTunesにライブラリ登録されている楽曲の歌詞を集めてきてくれる。その操作の詳細は上記リンクを見ていただくとして、ワタシが使用した感想だが、少なくともワタシの環境ではこの自動抽出を実行すると、20曲前後でLyrics Masterが強制終了してしまうのだが(iTunesは道連れにならない)、それでも手入力するよりも便利であることにはかわりがない。

 次にこの集めてきた歌詞をiTunes上で演奏中に表示させる方法がある。これはiKaraというiTunes用プラグインを利用するのだ。これをダウンロードしてインストールすると、iTunes上のメニュー、"表示"の中にあるビジュアライザを表示するメニューの中にiKaraというメニューが増えているはずだ。これを選択することで、ビジュアライザ表示が歌詞付きとなって表示される。この状態で右下にある"OPTION"をクリックすると、ダイアログが表示され、ここで歌詞の編集やタイムタグ(曲と歌詞のタイミングをとる機能)の編集が可能となるわけだ。

 まあこんなカンジで自宅にカラオケボックスみたいな機能を実現できるのだが、最近の日本はあんまりカラオケ自体、はやっていないみたいだねぇ。

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【2007/03/11 04:35】 | コンピュータ
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 今日は朝からグループミーティングだ。その前にボスとコーヒーショップで落ち合い、コーヒーをおごってもらう。その後、先週から続けているタンパク質の精製。例によってすべての操作を嫌気下で行うヤツだ。今回はフェリシアン化カリウムで酸化させ、これをサイズエクスクルージョンで分離するところまでやり、得られたタンパク質で滴定を行う予定だ。その合間に、ボスから論文の草稿を送ってほしいということで電子メールで送付。またまた空いた時間で特許関連の仕事とブログの更新を行う。なんだかんだ言って同時に進行中だ。

 さてさっきFくんに昨日のエントリで改造パソコンについての質問があったので今日はより詳細を説明しよう。もともとこのパソコンはアメリカに来て1年目になってWilmingtonにあるCompUSAで購入したSONYのVAIOが元になっている。当時はほとんど身一つで渡米したので、PCといえば友人がセガサターンの筐体にパソコンパーツを押し込んで自作したものしか無かったのだ。そんな中に必要に迫られて、そしてアメリカではじめて購入したパソコンであった。あれからすでに5年近く経ち、このVAIOも陳腐化などの紆余曲折をへて新たに改造を施されたのがこのPCだ。

 スペックはPentium IIIの1.4GHz(コアはTualatin)、チップセットはi815EでSDRAMを512MBまで搭載、グラフィクスカードはnVidiaのGeForce6200Aというやつを最近、アキバで購入して取り付けた。あとはDiamond社のサウンドカード、Xtreme7.1とかいうやつとVIAのUSB2.0ボード、それとD-Linkの無線LANカードをインストールしてあり、拡張できるところまでしてある。ほかにこのケースにはSONY製のDVDライターと3台のHDD(計360GB)、そして前エントリで紹介したMediaLABがインストールされているわけだ。

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停止している状態、期せずしてDVDのトレイにSONYのマーク、HD DVDBlu-ray以外のメディアを読むことができる、またLightScribeおよびHD DVD、Blu-Ray以外の書き込みも可起動するとMediaLABのVFD(DVDの下)にCPUやメモリ、OSの情報が逐次表示される、またその左下の表示はCPU表面温度とHDDの温度CPU使用率、メモリ使用率、各HDDの使用状況が表示される
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ネットワークの状況、IPアドレスや上流・下流の回線速度の表示インターネットを経由してメールサーバー上の未読メールの確認や世界のいくつかの都市の天候、時事のニュースなどが表示される起動シークエンスの動画

 すでにスペック的には3,4世代くらい前のもので、いかにGeForce6200が搭載されていても(このチップ自体ももう2世代前なのだが、AGPネイティヴという点ではこのPCには適切だ)より高次な圧縮ファイル(x264コーデックなど)の再生はさすがにキツイ。またやはり古いCPUということもあり、マルチタスクなんかはかなり重たくなる。(買った当初はXPのHomeエディションがプレインストールされていたのだが......)

 こんなガジェットを自分のPCにインストールするのははじめてなので、今回のこのMediaLABの挙動はちょっと感動モノだ。たとえばメールサーバーへの読み込みや都市の天候なんかはちょっと便利かもと思った。さらにこのMediaLABにはリモコンがついており、すべての操作はこのリモコンのみで行える。

 また動画ファイルや音楽ファイル、DVDの再生の際にスペクトルアナライザモードとなり、以下の様に動的に各周波数の強度が表示されるのもなんだかオタクっぽくてイイ!

音楽再生時には最初にファイルタイトルと時間が表示された後に上のような表示に以降する


 とどのつまり、この何ともいえないムダな機能がワタシのココロを射止めたのであった(。-_-。)

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【2007/03/08 06:22】 | コンピュータ
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 昨日、リビングにあるメディアサーバー用のPCをアップデートした。今度はスペクトルアナライザーを表示できるLCD画面付きになる。起動時にはシステム情報や今日のニュース、天気予報が表示され、音楽や映画を再生するときは再生ファイル情報や動的なスペクトラムが表示される。それと関連したITニュースを一つ。

Apple TV対応の「iTunes 7.1」リリース -Cover Flowの全画面表示もOK
 Appleは5日(米国時間)、ジュークボックスソフトの最新版「iTunes 7.1」をリリースした。対応プラットフォームはMac OS X 10.3.9以降、およびWindows 2000 / XP。音楽の再生/エンコードにはQuickTime 6.5.2以降、ビデオの再生には同日リリースされたQuickTime 7.1.5が必要(Windows版には同梱)。各プラットフォームに対応したバイナリパッケージは同社Webサイト、およびiTunesの自動アップデート機能経由で入手できる。(以下略)
海上忍 2007/3/6



 今回の新機能はニュースのタイトル通り、Cover Flowの全画面表示だ。これはパソコン用のディスプレイだと目の粗さが目立つのだが、テレビにPCの画像を出力している場合はなかなか良い。つまりリビングに置かれている様なメディアサーバーには最適な機能だ。また久しぶりのアップデートなので、安定性なども期待できそう。(私の環境ではたまにハングアップするので......)

 さて前回も少しふれたが、iPodが死んでしまった。そんなわけでどーしようか考えていたのだが、次のモデルまで待つことにする。しばらく長距離の旅行などがないため、あまり使う場面が想像できないというのが理由だ。(私は仕事中や実験中はまず音楽を鳴らさないし、聴かないので。)

 できれば次世代iPodには無線LANあたりがビルドインされると嬉しいのだが。特にMicrosoftのZuneには搭載されているので、ちょっと食指が動かされそうになった。でも、やはりiTunesとの連携は携帯音楽プレーヤーを選ぶに当たり必須事項なので、切っても切り離せない関係だ。(Apple以外からiTunes対応機が出ればベターなのだが、まああり得ないね。)

 今夜は夕食をFくんと近くのバーでとることにする。なんでもダフニがカゼでダウンしたらしい。

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【2007/03/07 05:14】 | コンピュータ
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 土曜日に滑って腰をうったので、昨日は部屋で静養していた。昨日のエントリでも書いた様に寝返りですら激痛を与えてくれるのだが、徐々に良くはなっている様だ。そんなわけで病院には行かないつもりだ。

 昨日は先輩から依頼されていた仕事を進めていた。日本の特許関連の申請者相関をまとめるというものだ。先輩から「つまらない仕事だから......」と再三に言われていたのだが、なかなかおもしろい。できあがった相関図を眺めていると、よからぬ妄想にかき立てられるのだ。

 たとえば申請者がオトコで共同著者が......

1)女性のみ→酒池肉林→セクハラ
2)沢山のヒトいっぱいで個人申請なし→仕事しろ( ゚Д゚)ゴルァ!
3)ナシ→孤独なんでつね
4)一人で男→ヤオイ
5)同一グループでいつも一緒→みんな仲間

 一方、オンナが申請者で共同申請者が......

1)男性のみ→酒池肉林→やはりセクハラ
2)女性のみ→お局様?

 あくまで私のゆがんだココロが生み出す妄想ですので、おゆるしをm(_ _;)m

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【2007/03/06 04:31】 | 生活
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 今日はカラダがイタイ......昨日のパーティでの出来事だ。前エントリの写真のパイを片手にクルマから降りたとき、路面が凍結していたため思いっきり滑ってしまった。幸いアタマとかはぶつけていないのだが、カラダの側面から倒れてしまいパーティの間中、苦しんでいた。実際、ぶつけた側はまだ痛くて深夜に寝返りもうてないほど。まさにカラダ半分がちょうどイタイのだ。
 さて昨日のポットラックは日本の大学の職員で全米の大学をいろいろと回って視察する人たちがダフニの家に訪れるということで開催されたもの。一人はニューヨーク州Buffaloから飛行機で、もう一人はユタ州のSalt Lake Cityからクルマでいらっしゃった。それ以外にはここのACE(英語学校)の若い子たち。なんでも一人は帰国するとかで、ずって広島風お好み焼きを焼いていてくれた。その大学を回っている人たちは、なぜかワタシのことをよく知っている様子。どうもダフニが一所懸命、解説してくれていたらしい。まあでも好感の持てる人たちであったのだが、彼らですらワタシよりすでに年下なんだよね~。

 前回のOlympic国立公園のエントリで紹介するのをすっかり忘れていた場所を今回はお題にしよう。Quibault LakeはOlympic国立公園の南端に位置するのだが、実はほぼ境界の外側と言って良い。しかしその周りに在るQuinault Rain Forestは以前、紹介したHoh Rain Forestと雰囲気がそっくりだ。(Hohの森はワタシが国立公園巡りを初めてもっとも印象に残った場所)

Quinault_lake02.jpg
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Quinault湖のほとり苔に覆われた木

 実はここから北に向かって山の中を突進すればHoh Rain Forestに到達することができる。以前、ビジターセンターでの説明でOlympic半島は多様な気候を有しており、こういったHohやQuinaultの様な温帯雨林を形成するのはココの特色らしい。

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やはり湖の畔、ちょっと神秘的湖を眺めながら至福の時間を

 湖畔にはロッジとレストランがあり、湖畔を背景に食事を楽しめる。またここにはローカルブルワリのビールもおいてあり、これをのみながらゆったりと過ごすのはホントーに幸せなひととき。時間がたつのを忘れそうになりそうだ。

 ただこの時期のOlympicはやはり雨季にあるため、いかに晴れ男であってもこの天候に逆らうことができなかったのが残念である。(でもSeattle付近にいる日程で雨に遭ったのはこの日ぐらいか)

 痛みに堪えながらこのエントリを作っているうちに思い出した。昨日の若い子のうちに○ろ○ちゃんなる第一印象としては結構かわいい目で服にトゲが付いているパンク系女の子がいたのだが(すっかり自己紹介するのを忘れていた)、FくんとACEのクラスが一緒だとか。そしてたしかワタシのキオクが正しければ、こんな会話をラボでしていた......

F: こんど(英語学校の)レベルがあがったんですけど、クラスメイトが3人しかいないんですよね~
C: へぇ~
F: そのうちの一人は日本人の女の子でい○○ちゃんていうんですよ。
C: へぇ~、かわいらしい名前じゃん?
F: (ちょっと小声で)でもですね、ボクからみるとハンニャ(般若)みたいな顔なんですよ~
C: Σ(゚Д゚)

 オレって美的感覚、狂ってる!?

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【2007/03/05 02:57】 | 国立公園めぐり
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 今日はFくんのホストマザーからポットラックに招待されている。そんなわけで以前、紹介したバナナパイを作っていくことにしたのだが、今日はラボでやりたいことがあったので、ラボと自宅を何度か往復するはめになった。パイの方はできているのだが、6時からなのに今はもうすぐ7時、そう実験が立て込んで遅れてしまった。なのでこれから出かけるわけだ。

 ところで今日はダフニ(Fくんのホストマム)が昔、世話した日本人が訪れるということなので、ワタシにも白羽の矢はたったわけなのだが......さてどんな人たちでしょう?おおっとところで今日はひなまつりじゃな~い?

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【2007/03/04 11:04】 | 生活
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 昨夜は冷え込んで氷点下12℃まで下がったため、今朝、クルマを動かすとき苦労した。でも今日は良いお天気で残雪のため町がまぶしい。そんな今日は大学院生候補が集まるリクルーティングデイ。ウチのラボで実験を手伝ってるFくんやラボテクのLexyも今年の9月からグラデュエートスクールに通うつもりなので参加している。そんなわけでデパートメントはなんだかちょっと活気にあふれた雰囲気だ。ウチのラボには研究室巡りということで3人ほど訪れてきた。インドからとオレゴン、ペンステイトからだそうな。ラボマネのDoreenにプロジェクトの説明を彼らにしてくれということで、簡単に研究意義と何を具体的にやっているか説明した。今年はグラデュエートは何人くるのだろう......


 さて今日は久しぶりにボトルビールの紹介をしよう。いつも飲んでいるビールとかなのだが、こっちの方は東海岸よりも選択の幅が広いかもしれない。

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Amber AleとIndian Pale Ale

 実はこのボトルビールはワシントン州の州都であるOlympiaにあるローカルブルワリ(Fish Bowl)のものであり、昨年に行ったことがあるのだ。こんなマニアックなビールが町の生協で買えるとゆーのは、ちょっと東海岸では無かったことなので不思議だ。(まあ探せばあるのかもしれんが......)

 先日の日本滞在中に飲んだビールはこういったビールと較べてやはりちょっと薄い気がしていたのだが、改めてこっちで飲み直してみるとキリンやサッポロのビールなんかよりも遙かに味わい深いねぇ。

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【2007/03/03 06:15】 | 考えること
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 今週から実験を再開する。論文の方の区切りがついたためだ。リハビリもかねて以前、途中まで精製して凍らせたタンパク質のさらなる精製を行うことに。これは懸案中の阻害剤の論文のために必要なのだ。その合間にお昼ご飯。今日のお昼は先日、作ったミートローフとご飯にブロッコリーを詰め込んでランチボックスとしたものだ。


 某所のコメントでふれたのだが、私は今の日本があまり好きではない。理由はなんなのかとちょっと考えてみた。元々、私は東京生まれで其処で27年間を過ごしてきた。その間、海外にはまったく興味がなくて、外国に働きに出るどころか、自発的に旅行すら行こうと思ったこともなかった。一つにはやはり日本は恵まれていたためだと思う。その当時の日々の生活を失うことが厭だったのであろう。

 博士課程修了後、多くの博士は就職ないしはポスドク(博士研究員)というテンポラルの職に就く。特にアカデミアの職業を目指すのならば、海外経験を重視するという風潮が日本にはあった。もちろん教授職というのは限られた数しかなく、さらに私は第二次ベビーブーム世代になるため、その競争率は当時の私の受験戦争以上である。だから必ずしも海外でのポスドクを経験するということは悪いことでは無かったのだが、だからといって日本に帰ってこられるという保証もないものである。特に日本の学術振興会のサポートを受けていない場合、さらに帰ることの出来る機会は狭まると言って良いであろう。実際、この5年を経て私も多くの米国で暮らしていこうと決心した日本人研究者を見てきた。
 
 話しを戻すと、まずいまの日本を好きになれない自分というのは、まずその雇用機会からくるのではないかと思っている。まあ一種の被害者妄想、もっと悪く言えばひがみだ。でも自分で決めたのだし、これまでもずいぶんと甘えた生活をしてきたということもあるので、これもまた自業自得。だからココロの中では(自身の"ひがみ")を感じていても、声高には言えない、みっともないから。(まあここでこのように書いているから、十分みっともないのだが......)

 もっと即物的な面で日本を好きになれないことを考えてみよう。まず思うのは東京のヒトたちはおおむね友好的ではない。アメリカでは挨拶なんかは本当に自然に出てくるし、教会に行けばいろいろな人たちが助けてくれる。育児のことだって、おそらく昔の日本の"ムラ"組織の様に助け合っているし、これが米国の出生率の高さにも反映されているのだと思う。一方で、人々は程良くドライで一定の距離を置いてくれる。これはおそらく私にとって程良く心地よい"距離"なのだ。もちろん良い側面ばかりではない。未だに人種差別は根強く残っている部分もあるし、治安だってこのボーズマンを離れれば良くないところも少なくない。これらの因子をどう思うのかはやはり個人差があると思うし、それを私は自分で受け入れただけだと思う。

 私が日本から離れて5年半たち、多くは変わっていったと思う。特に今回の3週間半の滞在で、それは切に感じられた。たとえば表層的な話しになるが、携帯電話の進歩と普及は私からみればすでに常軌を逸していると思った。あくまで個人的な意味においてだが、電車に乗って車内を見回すとみんな携帯を持ってゲームをしたりテレビを見たりして同じ様なことをしている。これははっきり言って異様な雰囲気だ。またネットをみれば、やれケータイやPCの新機能だの、今のITガジェットの何が不便だのと、或る意味、我が儘言いたい放題のことが書かれている。ニュースを見ると不穏なニュースがにぎわいを見せていたり、くだらない毒電波を流していたり。あんまり建設的な側面を捉えられない。これはある種の同族嫌悪であろうか?それでもこの状態は日本であり、私も日本人だ。だからこれらの現状を受け止めなければならないのだと思う。それがちょっと悲しかったのだろう。(以前のエントリでメイド喫茶とか行って楽しんでいるくせにと思われるかもしれないが、まあそれなりに楽しんでもきたけどね)

 逆に田舎はいいとも思う。私の記憶にある多くがまだ残っているし、時間の流れも穏やかに感じる。つまり私の今回の日本に対する印象は主に東京のものなのだろう。郊外や田舎にはさして悪い印象は無かったし、あれらの風景はちょっと心洗われたと思う。それがよりいっそう東京の悪印象を引き立て、さらには自分の生まれた場所ということも加味され、とっても悲しい気分になったのだろう。

 最後に私は5年半前、日本を発つとき、ある強い決意を持った。そしてこれまで米国で暮らしてきた。これらの時間はかけがえのないものだと自負している。そして約1年前、ある後輩にその時間が無意味であるような発言をされたことがある。この強い否定は私をより強固な決意に駆り立てるに十分であった。そしてそれが或る意味、意固地になっているのかもしれない。もちろん私の今の研究生活は充足しているし、すべてに於いて日本でのそれよりも幸せだと感じる。だから後悔は一切していない。

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【2007/03/02 06:05】 | 生活
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どーいたしまして
cooyou
kottieさま、コメントありがとうございますね。それに応援していただいてありがとうございます。なんだかとってもうれしいです。この間の帰国でも友人たちに「いつ世界征服するの?」とか「世界征服でググっても、まだcooyouの名前出てこないじゃん。毎日、チェックしてるんだよ」とアホなエールをいただいております。そんなのと較べれば雲泥の差、月とすっぽんですね!

 さてご指摘の様に日本の田舎の田舎ですね~。私は6年前に大分の片田舎で暮らしていたことがあるのですが、其処には1年しか居らずほとんど、ラボにこもっていたのでちょっと実感が湧きません。(あっ、でもこれがまさにこのことですか。)でもおそらくおっしゃる通りのことがおこっているのでしょうね。ただ、それでもその田舎での生活はそんなに厭ではなかったですね。(当時は職場の方に問題があったので、自宅でグッタリしている時間が至福のときでした)

 ところで日本に帰ってひとつ嬉しかったことがあります。それは何人かの友人たちに「cooyouは相変わらず元気だね。自分ももっと見習わなくっちゃ」とか言ってもらえたこと。こんな言葉がもらえるから、異郷でもがんばっていけるんだと再確認させられました!

 それではまたたびたびブログの方、訪れさせていただきます!

cooyou

ありがとうございます
kottie
cooyouさま、一方的なリクエストに応えていただいて、ありがとうございます~♪

やっぱ日本はまだまだ採用のときには純粋培養の方を好むのでしょうか。企業への就職も、帰国学生は不利って話を聞いたこともありますし。でもそんなことだったら、視野を広く持ったデキる人はどんどん出て行く一方になりそうですね・・・T-T 頭脳流出は、結構危惧すべきことですよね?もちろん人それぞれに人生があるので、帰ってこないことを選択することだって全然ありだとは思うのですが(だからcooyouさんのことは応援してます!←何だか偉そうな物言いですね。訂正。こっそり応援させていただいております!)

アメリカ人の友好的なところは私も好きです!日本人付き合いづらい!ってしばしば思います。そして、道行く人に何気に話しかけそうになって、変な目で見られたりしてます・・・

でも私、思うんですが、東京はまあちょっと別物として、日本の地方都市はまだましな状態だと思うのですが、やばいのはむしろ田舎かなと。でっかいスーパーがででんっとあって、買い物は全部そこで済ませられて、当然車がなくては生活できなくて(要するにとってもアメリカンスタイルですねえ・・・)、都市にいるのと変わりない物が手に入るけれども、その地域に根付いていた文化とかはどんどん衰退していく一方で新しいものは生まれないから、ほっとくと精神的にとても貧しくなりかねないような気がしてならないのです・・・しかもアメリカと違って小さな国だから、比較的容易に大都市に遊びに(仕事に)いけちゃう・・・となると、ますます地元はただ寝に帰るだけの場所になりはしないかと・・・田舎に帰省するたびにどんどん哀しくなっていくのです。かといって私もそこにUターンする予定は無いので、なんとも身勝手なことを言っているだけなのですが。

長々とまとまらないことをすみません。
ご研究がんばってください。

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 今朝、デラウェアに居た頃のボスからメールを受け取った。Jerryが亡くなったとのことだ。彼はかなりの高齢だったのだが、デラウェア時代にはいつも(隣の)ラボに居たのを記憶している。隣のラボとはドアがあってしばしば溶媒を借りに来たりしたものだ。
 Jerry Trofimenkoは配位化学においてすばらしい業績を遺した。特にtris(pyrazolyl)borateというアニオン配位子はcyclopentadienyl配位子(有機金属の分野では定番の配位子)と等電子構造をもつもので、40年前にJerryがDuPont社に居た頃に開発したものだ。
 
 さて彼(とその配位子)の縁なのだが、私の修士論文のテーマでこの配位子を用いた研究がなされたことによる。そのあと博士課程では、この配位子の改良など、そしてデラウェアのポスドク時代ではやはり等電子構造をもつ配位子を用いた錯体の研究を行っていた。またその期間にNew Orleansで彼の業績を讃えてシンポジウムが開催され、そのディナーにも参加した。だから私も彼の名前をこの世界に入ってからずっと知っているし、それ以上に彼個人ともなんども交流があった。

 最近はやはりTexas A&MのAlbert Cotton教授も亡くなったりと、偉大な化学者の訃報を耳にする。改めてご冥福をお祈りいたしますとともに、貴方の学者としての姿勢に敬服いたします。

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【2007/03/01 03:41】 | 研究
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