米国けんきゅうにっき 2011年03月
学位取得後、研究者として米国へ。このさきどのようなことが待ち受けているのでしょうか?
 もうタイトルの様にしか言うことしかできない自分がはがゆい......とにかくあきらめないでください。

 たとえ進む道に大きな絶望が横たわってたとしても、進まなければ(なにかしなければ)先には進みません。そして国外の多くの人たちが手をさしのべてくれています。私の周りでも今のボスを始め、多くの友人・知人が私の妻や家族・友達だけでなく、多くの日本にすむ人たちを心配してくれています。だから決してあきらめないで、がんばってください。

 本当にこんな陳腐な台詞しか言えないけど、こんな遠方からたいしたことなんてできないけど。それに日本を飛び出してしまった私が言うなと思われるかもしれないけど......すべての日本人の故郷をよろしくお願いします!!


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【2011/03/13 21:22】 | ごあいさつ
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Bluray01_Mar52011.jpg 昨年の夏頃にブルーレイプレイヤーを購入した。アメリカ生活も長く(ってゆーか永住に)なりそうなので、まあ自宅での娯楽設備でも整えようかと思った次第。ちなみに今に至るまで、この娯楽設備(ブルーレイを始めHDTVや5.1chのサラウンドシステム)、ほとんど使ってないのが現状だったので、今回のアップグレードはずいぶん前から二の足を踏んでいた。だが最近になって、Amazonのサイトを見るたびにオンデマンドサービスの広告があらわれるのと、どこかの記事でプライム会員は無料で数千に及ぶAmazonが取り扱うコンテンツをストリーミング配信で閲覧できるとかで、ちょっと興味が出てきた。

 まずちょっとプライム会員の説明。なんでこの会員になったか忘れたが、今現在、ワタシは年会費を払っている。これまでこの会員特典は2dayシッピングの送料が無料になることのみだったので、はっきり言えばこの年会費にはあんまりうまみを感じてなかった(それでも比較的Amazonの通販を利用しているので、元は取れているような気はする)。で、今回の(プライム会員に対する)無料オンデマンド配信、この恩恵を受けないわけにはいくまいと思ったわけさ。

 問題はワタシが持っているブルーレイプレイヤーは後ろにLANの端子は付いているがWi-Fi対応ではないため、このオンデマンドを利用するためには別室にあるルーターから有線のLANを引いてこなければオンライン接続はままならなかった。買った当時はそこまでの情熱もなかったので、基本的にはブルーレイでネット接続はしていなかったわけである。で今回、この無料オンデマンド配信に加え、NewEggで無線アダプターが半額以下で売っていたので購入することにした。

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TrendNetのWireless N Gaming Adapterってやつ同梱物はこんなカンジ本体はすごく小さい
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裏側には電源端子とLAN端子のみマウスの大きさと比較


 ワタシのブルーレイプレイヤーはSONY製(Sony BDPN460)でメーカーが推奨している無線アダプターはCiscoのヤツなんだが、これが結構、高い。たしか$70以上したと思うんだが、このTrendNetのやつは今回、$21で購入した。基本的にちゃんと接続できるかはわからなかったんだがね、まあなんとかなるだろうと思ったワケよ。だってこのWireless N Gaming AdapterはそもそもWiiやXBoxなどのゲームコンソールにつなげて使うもので、大抵のゲームコンソールは居間などのルーターなどから離れた場所にあるはず。そして最近のゲームコンソールはオンライン接続ってゆーのがオンラインゲームに限らずシステムやファームウェアのアップデートなどでも必須になりつつあるからね。そんなゲームコンソールをブルーレイプレイヤーに置き換えて使えないわけないと思ったわけである。

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IPアドレスは自分でアサインWi-Fiのモードも最終的にはb/g/nの互換モードに


 で結論はといえば、問題はいくつかあったのだがインターネットにつながった。同梱のマニュアルによれば二種類の方法が書かれており、簡単なのはもし対応ルーターを持っているのならばWPSを使う方法。一応、WHSを導入したときにWPS対応のASUSのルーターを設置はしていたのだが、このルーター、Qwestのブロードバンドモデム・ルーターの下流につながっていてAPモードで動いていたので、なんかWPSはうまく機能しなかった。

そーいうわけで、手動で設定を行わなければならなかった。マニュアル自体は5ヶ国語で記載されていたが、比較的わかりやすかったと思う。マニュアルに従い、同梱CDのセットアップウィザードを起動。そんでこのGaming AdapterとPCをLANケーブルで直接つなげてから、手動設定を選択。そのあとにルーターのDHCPに従うかどうか聞かれた後、利用可能なWi-Fiが検索される。その中かた自分のネットワークを探し出して、SSIDやWPAの設定を行うという流れだ。

 なおこのGaming AdapterはIEEE 802.11n対応機種だったので、ASUSルーター(正確には無線AP)につながる様に設定したかったのだが、ナゼか知らないがうまくいかないのだよ。そもそもDHCPからIPを自動的に振り分けてもらうように設定してもうまくいかなかったので、最終的にマニュアルでIPアドレスを設定して、Qwestの無線ルーターに直接つながる様に設定したらうまくいった。

 最後にPCからLANケーブルを外して、ブルーレイの方につなげる。あとはブルーレイの方の設定画面に行く。ちなみにSONYのブルーレイプレイヤーはPSPと同じXMBというインターフェイスを採用している。この中でインターネットのセッティングの処に行くと、ちゃんとインターネットに接続された旨のメッセージが表示されるんだが、なんだかSONYの場合はプレイヤーのレジストレーションコードをSONYのサイトで登録しなければならないらしい。まあ仕方がないので、ブルーレイの画面に出てきたURLにPCでアクセスしてプレイヤーの登録を完了させると、ブルーレイプレイヤーの設定画面でもそれが直ちに反映された。

 さてナニができるかな~と思い、まずは自分のYouTubeのアカウントにアクセスしてみる。まあこれはそれなりに便利なんだが、ここまでの労力に見合うものではないな。その次に最初に触れたAmazonのオンデマンドにアクセスしてみた。なんかまず言われたのがプレイヤーのファームウェアをアップデートしろと。これってこんな風にインターネットにつなげないとできないじゃんと不平をもらしつつアップデートする。んで、Amazonのオンデマンドに再度アクセスを試みるも、今度はAmazonの自分のアカウントにブルーレイプレイヤーを登録しろとのメッセージが......いい加減、鬱陶しくなってきたんだが、我慢して登録作業をする。そーしたら、たしかに無料で映画が見放題になった!!まあとはいっても年会費払ってるから、あちらさんは採算があってるんだろーけどね。まあとにかく、確かにこれは便利だわぁ。街で唯一のブロックバスターが2年ほど前につぶれてNetFlixしか映画レンタルのチョイスがなくなってたんだが、これでわざわざ出かけなくても映画が見られるというわけだな。(ちなみにNetFlixのオンデマンドもこのプレイヤーでできるみたい)

 使い勝手はといえば、試しに”アマデウス”を視聴してみた。最初にネットからダウンロードが始まるんだが、これはちょっと遅いかな?と思う。(まあウチの契約しているQwestがクソ回線とゆーのもあるが......)でも、映画が一度始まると、少なくとも途切れることはないね。これはちょっとしたカルチャーショック(死語)だわぁ。ちなみにHDかSDも選べるので、回線が極端に遅い場合はSDをチョイスするとゆーのもありかもね。

 最後に個人的に感じた印象など。確かに一度、設定すればとっても便利だと思う。ただ設定までに道のりが一般大衆向けじゃねーわな。なんかそこまで情熱のないヒトだと途中であきらめそうだと思う。この辺の設定し易さが今後の普及に関わってくるんじゃないかね。


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【2011/03/05 15:34】 | コンピュータ
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 たいしたことじゃぁないんだが、実験室の奥の方でタンパク質の活性化をしていた。その間、電話が掛かってきたんだが、まさにタンパク質をシリンジで吸い出していたので、当然無視。その後にインキュベーションになるので、オフィスに戻ると部屋にカギが掛かっているんだわil||li _| ̄|○ il||li

 カギ持っているからいいんだが、出かけるんなら一言なにか言ってけよとオモタ。日本人同士なんだからさぁ、ちゃんとコミュニケーションとろうよ。タダでさえ朝とか夜6時以降とか居ないんだし、もうちょっとラボの運営に貢献してくれよなぁと思うんだが。

 まさに今日、これほどまでさっさとココから出て行きたいと思ったコトはないわ。


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【2011/03/04 12:00】 | 研究
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三色丼_03032011 限りなくどーでもいいんだが、昨夜の夕ご飯は三色丼を作った。とは言ってもウニとかイクラとかの海鮮三食丼ではなく、山奥住まいらしい牛肉そぼろ・スクランブルエッグ・キャベツの軽く炒めたヤツっていう構成。日曜日にミートソースを作った時に余った挽肉を冷蔵していたんだが、いい加減に使わないと傷んでしまうと思い三色丼にした。ちなみにタイトルにあるようにおなかが痛くなったのだが、コレを食べてすぐだったので、たぶんお昼のカニケーキのせいだろう......妻がこっちに居た時に作ってくれたのを見よう見まねで作ったんだが、ワタシは基本的に薄味になっちまう傾向があるので、なるべく思い切って塩と砂糖をぶち込む(まあ結果として味はちょうど良かった)。肉の臭みはニンニクでも刻んで入れれば良かったんだが、ほぼ茶色に炒めきったあたりで気がついたので、赤ワインで軽く煮込み、最後にバジルの粉末をぶち込んだ。

 さて今日はこれから遅延阻害反応の実験だ。いい加減、この”果てしない物語”、終わんね~かな。


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【2011/03/03 12:16】 | 料理
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meatpasta_03012011.jpg 日曜日に作ったミートソース。ドリアの代わりにパスタにかけて食べてみたら、マジうまかった。ってゆーか、子供の頃に親に連れられていったデパートとかのレストランで食べたソレと同じ味がして、ちょっとのすたるじぃ。まあとにかく、改めて料理酒としてのワインのポテンシャルにカンドーした。

 まあそれはともかく、また東海岸の某大学(これまでとは別の大学ね)から推薦書の催促が来たので、早速、推薦者に推薦書を頼む。すばらしいことに3人ともこの2日のウチに先方に発送してくれた。ありがたいことである。彼らにはいつか必ず恩返しをしないとなぁと心に誓う。

 今日の実験。明日からまた青酸塩を使うので、今日はデスクワークに徹することに。まあ論文用にタンパク質と小分子のドッキングシミュレーションができないかと画策する。実は以前にUCSFのグループからDOCK6というアルゴリズムの使用ライセンスを受けていたんだが、以前の論文では使わなかった。そんで今回、使ってみようかと。

 基本的にDOCK6はUNIXベースで動作するプログラムなので、Windowsで動かす場合はUNIXのエミュレータ環境、Cygwinを使わなければならない。(以前にTinkerという分子動力学用のパッケージプログラムを使ったときに、配布されているバイナリコードでは分子量の上限を超えてしまったため、Robertの提案でこのTinkerを再コンパイルしたときにCygwin環境で実行した。ちなみに研究用途に限ってはTinkerの開発者はソースコードの改変を認めている)そしてそのときにDOCK6をインストールしたとてっきり思ってたんだが、その間にPCを新調してたんだな~。

 そーいうわけでCygwinから新規インストールである。この場合、gccなどのコンパイラやperl環境などもインスコしろとインストラクションに書かれていたので、そいつらもインストール。そのあとにDOCK6をmakeするんだが、その後にどうしてもDOCK6がちゃんと動かん、ってゆーか実行コマンドがシェル上で認識されない。make testでは最後の方でWindows関連のライブラリ読みだしのエラーが出ていたので、ホストOS(この場合、XP)に問題があるのかなぁ。そーいうわけで自宅のWin7環境でもちょっとやってみることにするんだが、家の2台とも64bitにしちゃったんだよね~


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【2011/03/02 20:54】 | 料理
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cooyou
使いこなすっていうのはどのレベルを指すんだろう。

ワタシは研究に必要だからあれこれいじっているけど、使いこなせているかは疑問。

もしちゃんと将来にわたり使っていくなら、やっぱり基礎から勉強しないとね。でもkoteくんは群論とかのハードル高くないっしょ?なら結構、すんなり学べるんじゃないかね。

まあがんばって。


kote
MDとかDFTとか使いこなしたいです。

そのうちUbuntuでNAMDとブラウニアンダイナミクスを頑張ります。

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 昨日の実験(タンパク質に青酸ナトリウムを滴定する実験)はずいぶん遅くまでかかった。このこと自体は予想していたので、自宅からRedBull(Kim曰く、nasty stuff)を持ってきていたのだが、ジェニターのBobがツナサンドをくれたので助かった。

 さて実験をしている最中にふと一般向けのプレゼンテーションについて考えていた。この間の学科のプレゼンはできるだけ、一般の人たちが興味を持つような導入スライドを作って、結構な時間をかけて背景を説明したのだが、下の階の日本人ポスドクの方はそこまで必要ないんじゃないかと言っていた。それを裏付ける様に、先週にあった大学院生のプレゼンは非常に簡単な背景のみに留まっていたのだが。

 そんで思ったんだよね。もしどこかの大学からインタビューのオファがあった場合。あんな簡単な背景説明だけでいいのだろうか?と。個人的にはマズいんじゃないかと思うわけで、試しに自分の博士論文のネタをしゃべるときの導入部を考えていたわけだ。

 まあワタシは錯体化学が専攻だったのだが、特に博士後期課程では配位子(金属に結合する有機化合物)の開発に注力していた。で、その配位子の重要性について錯体の知識のない一般人にどーやって興味を持たせるのを考えていたのである。

 常套手段としては身近に使われているものを例に出すことなんだけど、特に配位子が主題の場合、ちょっとした錯塩の歴史を取り上げるのがいいんじゃないかなと。だから錯体化学において配位子としてあまりに有名なシクロペンタジエニル配位子(Cp配位子)を例に出す場合、初めて構造が決定された有機金属錯体であるフェロセンなんかを示してやるとか。でもたしかにこのフェロセン、化学の発展(フロンティア軌道論とか電気化学の標準物質とか)に大きく貢献はしたんだけど、いまいち一般に浸透しているのかといえば疑問なんだよね。だって一般人から見ればタダの毒だし。

 次に思ったのがCp配位子をもつ錯体を使って工業化に成功した例とかないかなと思ったんだわさ。でも久しぶりにそんなことを考えていると、博士課程の指導教官に怒られそうだが、な~んにも思い出せん!!たしかモンサント法(酢酸の工業生産プロセス)やワッカー法(アルデヒド生産の工業プロセス)で有機金属錯体が使われてたなぁ~と思ってたんだが、メタロセン(Cp配位子をもつ遷移金属錯体)を触媒としたのはすぐにみつからんかった。

 そういえば博士の同期がエチレンの重合触媒の研究してたなぁと思い出して、ちょっとヒントになったのだ。エチレン重合といえば、たぶん化学を専攻してた学生なんかはチグラー・ナッタ触媒なんて聞いたことがあるんじゃないかね。その発展ってゆーかメタロセンを使った触媒、カミンスキー触媒ってのがあるんだね。

 ただこのカミンスキー触媒は確かに工業化されたけど、それにポリエチレンなんて一般に浸透している製品なんだけど、これを導入部に紹介しても大丈夫なのかしらん?と思ったので、下の階の日本人ポスドクの方にカミンスキー触媒を知っているか聞いてみたわけ。まあ結果は知らないと......軽くショックだったが、まあ分野が違えばそんなもんかい。

 ポリエチレンなんて巷でありふれた製品と配位子を結びつける良い話題なんだがなぁ。確かにワタシのD論とカミンスキー触媒は全く接点がないんだが、配位子の重要性を説く上で良い例になるわけだ。ただワタシはCp配位子の研究をしてたわけではないので、そこのつながりをどのように説明するかも重要なんだよね。そんで最終的に一般社会にどういった形でフィードバックできる(可能性がある)かとか。

 まあウダウダ考えていたわけだが、もうD論の話は割愛しちまうかとも思ったり。もうちょっと考えてみますわ(^_^;A


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【2011/03/01 12:52】 | 研究
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