米国けんきゅうにっき 2013年07月
学位取得後、研究者として米国へ。このさきどのようなことが待ち受けているのでしょうか?
blog_2013_07_30_00.jpg 休暇明けの2日目だが、なんかとーってもモチベーションが低い。とりあえずVAの年度更新の書類を午前中に片付けたら、結晶学者の同僚とともにボスから呼び出された。なんか自分の仮説を見せたいらしい。ただ自分のなかでさ、P450に対する情熱がかなり冷めてるんだわ。まあ自分のバックグラウンドが無機化学ってのもあるんだけど、なんか金属中心のハナシを無視してペプチドの構造から水分子がどこから来るだの、水素結合がどこにこうあるだのを、ひたすら言っているのを見聞きしていると、ちょっといい加減疲れてくる。いや、もちろん重要なことはわかってるよ、わかってんだけどさ...


 今回の旅の続きである。Tahquamenon Falls州立公園のキャンプ場を後にして、我々はさらに西にあるPictured Rock National Lakeshoreに向かうことにした。Tahquamenonのキャンプ場はウェブで予約できたんだけどPictured Rockの方は早い者勝ちなんで、この夜の寝床を確保できるかは辿り着くまでわからなかった。

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こんな感じの道をひた走りますHurricane Riverキャンプ場にとうちゃくキャンプ場の裏手はスペリオル湖が広がってます



 目的のキャンプ場はHurricane Riverキャンプ場。ただここは20ちょいしかサイトがないので、ここが埋まってたらもうちょい先にあるTwelvemile bearchキャンプ場を考えていたのだが、運良くまだサイトが空いていた。だいたい午前11時くらいか。その30分後くらいにはすべてのサイトが埋まってしまったので、まあちょうど良いタイミングである。


 キャンプ場はスペリオル湖のすぐそば。キャンプ場の裏手には砂浜が広がっている。カヤックとか置いてあったので、湖岸を巡って旅をしている人がいるんだろう。ここの問題はbiting flyがいること。半ズボンだとやつらはかみついてきます。その上、虫除けが効かないのである。


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Grand Sable Dunesへの道砂浜は強風が吹いていたでも湖はおだやかに見える
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実は湖面から結構な高さにいますそして唐突にSable Fallsがある


 テントを設置後、ちょっと町へ買い出しにでかける。最寄りの町はGrand Maraisという小さな港町。キャンプ場から30分くらいかな。その途中には2つほど見所があったので、立ち寄ってみた。まずはGrand Sable Dunes。地図上では近そうに見えた。まあ実際、距離的にはそんなにない。しか~し、砂場なんで歩きにくいんだな。その上、靴の中に砂が入りまくるぅぅ。さらに林をぬけると吹きさらしになるので、強風が直撃する感じである。まあ疲れる。それでもスペリオル湖の姿は印象的だ。もうこれはほとんど海だな。


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Log Slideという降りてビーチまでいけるんだが、帰りがすご~く辛いだろうなって感じの高さである。それ以前に高すぎてこわいなりLog Slideの反対側にはAu Sable Lighthouseがみえる



 もう一つはLog Slideというところ。名前の由来は切り倒した丸太を湖に滑り落としたことから。落ちた丸太は船でどこかに運ばれたとか。遠景はなだらかそうに見えてきれいなんだが、直に下を見下ろすと急斜面で高所恐怖症には怖すぎます。でも下のビーチには何人か降りていて遊んでいるみたいだった。


 反対側には灯台が見える。これはキャンプ場からトレイルが出ていたのだが、結局はいけなかった。ちょっと残念。


 そんな感じでPictured Rock一日目は過ぎていった。しかぁし、夕方までは非常に天気が良かったのだが、キャンプ場で食事をしていると遠方で地鳴りが聞こえてきたんだな。最初は気にしてなかったんだけど、だんだんと音が大きくなってくるではないかね。そして急激に暗くなってくるのであった、怖いくらいにね。その夜は雨がやってきたのだが、念のためにテントの上にタープを張っておいた。まあ杞憂かなと思ったんだけど、結構、強い雨だったのでタープ張っておいてよかったわ。


【2013/07/30 13:55】 | 国立公園めぐり
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blog_2013_07_27_00.jpg この休暇で宿泊したキャンプ場の近くにはTahquamenon Falls Brewery & Pubというブルワリがある。ありていに言えば観光地にある観光客向けのブルワリなんだが、このブルワリを特色付けることとして、このブルワリ、州立公園内にあるのだ。



 場所的にはアッパーフォールズのすぐそばである。前々回のエントリで触れた滝のことね。森の中にあるブルワリなんで、とても良いロケーションである。観光客であるか地元民であるかはさておき、ビール好きにはたまらないであろう。


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入り口は観光地らしくギフトショップが隣接している店内はモンタナを彷彿させる装飾だ
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ビールの種類は4種類、ただしこの写真を撮ったときはシュタウトは品切れ醸造タンクはカウンターのすぐ後ろにありました



 まず目を引いたのは店内の装飾である。そう2年前に住んでいたモンタナを感じさせるのである。特にシカの頭部の剥製とかビターンと壁に張り付けられたような動物の毛皮とかね。


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まずは飲み易そうなHarvest Wheat妻はBlack Bear Stoutを注文
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フレイバービールのRaspberry Wheat AleUPの名物になっているPastyがこの日の夕食だ



 まさに夏の避暑地にあるブルワリなので、飲み易いビールがそろえられている。このときワタシは大変にのどが乾いていたので、最近のお気に入り、wheat ale系を注文する。その一方でMぽんは彼女の最近のお気に入り、黒ビール系だ。ちなみにここのシュタウト、とってもクリーミィで飲みやすい。簡単にのどを通り過ぎていくみたいで、ついつい飲みすぎになりそう。私が最初に頼んだHarvest Wheatも冷えていてとっても美味しい。特に癖のないビールなんだが、こういう味も重要である。


 さてパスティである。パスティはアッパーペニンシュラでは名物の食べ物である。円形パイ生地に肉やジャガイモなどの具を入れて折りたたんで半月状にする。そして縁に折り目を付けてオーブンで焼く料理である。ちょっとパイ生地がバター豊富なので縁の部分を食べると気持ち悪くなったが、具の入っている部分は非常に美味である。一緒についてくるグレイビーソースをかけるとバターとのコンビネーションによりいっそう味が引き立った。


 このUPでのパスティはフィンランド系移民が持ち込んできたものだとか。もともとは鉱山で働く労働者たちの昼食だったとか。関連してモンタナのButte(銅鉱山の町として有名)でもパスティは名物だとか。



 まとめるとこのTahquamenon Falls Brewery & Pub、ロケーションがなによりも良い。特に森の中を歩き回って疲れた後のビールは最高である。




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【2013/07/27 22:10】 | ブルワリ
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blog_2013_07_26_00.jpg 先ほど、職場の研究室に行ってきた。自宅には固定電話がないので、ラボの電話で電話面接を受けるためにである。まだ休暇中だったのにラボに現れたら、みんなどうしたんだと理由を聞いてきた。

 さて面接であるが、特に大きな失敗はなかったとは思う。まあもちろんいろいろとアヤシイ回答をした場面も思い出されるが、まあアクセプタブルであろう。


 それとKalamazoo Collegeの先生から2D6の精製に関して問い合わせが来ていた。キャンプ出発直前にもこれから精製する旨の報告を受けていたんだが...結論から言えば失敗したらしい。原因はすぐに見当がついたので、返信しておいた。まあ次回の糧になればいいね。



 引き続きアッパーペニンシュラの旅について書こう。キャンプ2日目に訪れたのはキャンプ場のすぐそばにあるロウアーフォールズである。クルマだとあっという間なんだが、テント設営場所から歩いて行ったので20分くらい離れた場所に滝はある。

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岸からちょっと離れた場所に滝がみえるそんなわけでボートで中州に行くわけだ岸から出るときはオヤジがボートを押してくれたが、対岸では自分でランチさせなければならない


 最初は川岸から見える範囲の滝を眺めていたが、ボートで中州に行きそこから中州の周囲にある5つの滝を眺めることができるということだったので、ボートに乗ることに。ちなみに川は相変わらずルートビールの色なので、水面下がどうなっているかは一切わからない。すくなくともMぽんはちょっと怯えていたんだが、ワタシも高校生以来の手こぎボートだったので、ちょっと操船に不安だったのはナイショのハナシ。


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中州にはちょっとしたループトレイルが相変わらず黄色い水の流れでも陽が差すと金色に輝いて結構きれい
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これはまるでプリンのようだ川上は穏やかなせせらぎであるこちら側の滝も金色



 黄色い水の流れでも日差しによっては金色に見える。これはとてもきれいだね。


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ここの滝は二股に分かれているように見えるが、たぶん真ん中のは倒木だな中州からボートドック側を眺める、青空が映えるね


 さて訳あって今はボート上の写真はないんだが、妻が撮りまくっているはず。ワタシはオールを漕ぐので精一杯であった。ちなみに中州から川岸に戻る前に、ボートで滝の近くまで接近しようとしたんだが、転覆したらイヤすぎるので途中で挫折。チキンなのである。


 タークアメノン滝州立公園のハイライトはこんな感じ。滝周辺はなかなかに充実していると思うが、いざトレイルに行こうと思ったら、ちょっとした装備(特に足回り)があった方が良いだろう。あと強力な虫除けも必需である。ワタシは蚊に刺されまくったので...



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【2013/07/26 16:55】 | 国立公園めぐり
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blog_0725_2013_00.jpg 昨日の夕方ごろにアッパーペニンシュラから戻ってきた。だいたいクルマで6時間くらいだろうかね。5日間のキャンプだったが、ほどよいリフレッシュとなったと思う。


 休暇自体は今週いっぱいまで取ってあるので、あとは自宅でダラダラ過ごそう...と思っていたのだが、実はキャンプ出発直前に以前に電話インタビューをした会社から再び連絡がきて、明日の金曜日に再びの(それにまさかの)電話面接をしたいというオファがやってきた。今回はHRからではなく、直属の上司や同僚となりうる人たちとの面接のようだ。そういうわけでちょっと休暇の予定を早めに切り上げて戻ってきたわけ。なかなか心安まる暇がないなぁ。


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タークアメノン アッパーフォールズである。水が黄色いのは汚れているわけでは無く、水底に沈んだ枯れ葉などからしみ出たタンニンに由来するそうだ


 このタークアメノンフォールズ州立公園は黄色い河川の流れが特徴的である。これは上記したように川底に沈んだ枯れ葉などからしみ出るタンニンが流水を着色していることによる。これを陸水学ではブラックウォーターというそうだ。この名称の通りに必ずしも黒い水であるわけではなく、ここの様に黄色い水であることもある。


 この滝の別名は”ルートビールフォールズ”だそうだが、たしかに色合いはそっくりだ。ただ陽光が反射すると鮮やかな黄金色を呈するので、非常に見栄えが良くなる。秋の紅葉期に訪れるとよりいっそう引き立ちそう。


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なんか、モソモソ...ジャイアントパイン(松の木)ループトレイルのハイライトだと思われる
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すでに廃道の様相を呈してきている倒木のくぼみには茶色いたまり水倒木が行く手を遮る


 この日はアッパーフォールズをみたあとにGiant Pines Loopという周回トレイルを歩くことにした...のだが、トレイルには数日ほど人が歩いた形跡がみられず緑の絨毯で道が覆われていた。さらにかなりの頻度でトレイルは水没しており、ウォータープルーフのシューズを履いていなかった我々の行く手を遮っていた。そして最後にはちょっとシャレにはならない倒木があったので、前進をあきらめたのであった。


 この日の午前中は別のトレイルを歩くために、悪路をクルマで1マイルほど進んでいったのだが、この悪路もまたあんまり人が入り込んでいた様子がなく非常に不安だった。まあこの州立公園はトレイルを歩くというよりは滝を楽しむのが主体なんだろうな。

 

 そんなワイルドなトレイルとはうらはらにキャンプ場は妙に充実していた。温水シャワーは完備されているわ、各サイトには電源がきているわで、なんてミシガン人はスポイルドされているんだろう!って思った。とっても便利だけどね。


 あとちょっと吃驚したのは、周囲のキャンパーは就寝後も無造作にピクニックテーブルに食器とか水とか放置してあったこと。これはモンタナでは禁止されている。というのはクマをおびき寄せるからね。まあ次に訪れたPictured Rockのビジターセンターで聞いたけど、ブラックベアは居るらしいけどみたことないとか。だからモンタナほど気にする必要はないのかしらね。


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【2013/07/25 13:57】 | 国立公園めぐり
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今、テントのなかでこれを書いている。キャンプ2日目だ。

今日は午前中になんだかすごい場所をクルマで走ってたどり着いた駐車場が森の奥底で、あんまり不安なのでキャンプ場にもどってきた。

気を取り直して滝を見たあとに再び別のトレイルを歩き始めたら、そのトレイルも人っ子一人いないうえに、道は廃道のように荒れ果てていた。しまいには倒木で通行不能だったので諦めてもどることに。蚊にさされまくった。

なんだかんだ行って疲れたので眠いんだが、まわりのキャンパーは宴もたけなわって感じ。眠れそうな雰囲気ではないなぁ。

【2013/07/21 10:18】 | 生活
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 昨夜は隣のDetroit市が破産申告を申請したとかで話題になってたが、実はつい最近、そのDetroitに行ってきたのである。そう在外選挙にである。いっつもDetroitに近づくと思うんだけど、ハイウェイ沿いだけでも廃墟がたくさんみられるわけだ。なかにはかなり恐ろしい様相をしめすものもある。領事館のあるオムニ社の本社を連想させる建物(ルネッサンスセンター)の周りは洗練されていて危険な香りはしないんだが、ちょっと郊外に出るとかなりヤヴァいのはすぐにわかるだろう。


 さて今回の休暇はあまりに暑いのでアッパーペニンシュラに行くことにした。当初はShenandoah国立公園を考えていたんだけどね。とにかく暑いので避暑にすることにした。目的地はMackinac島をさらに北にあるTahquamenon州立公園である。なんでもミシガンで一番美しい滝だそうだ。その辺はそのうち写真をここでアップしよう。


 このタークアメノン(日本語だとこんな感じになるらしい)で3泊キャンプした後はPictured Rock National Shoreに行こうと考えている。タークアメノンからクルマで1時間半くらいらしい。ここはミシガンでも人気のスポットらしいので、キャンプ場が結構早く埋まってしまいそう。もしそうなら、予定を切り上げてAnn Arborに戻ってくるかもしれない。


ちなみにここAnn Arborからタークアメノン州立公園まではクルマで6時間半。アッパーペニンシュラは遠いのである。


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【2013/07/19 07:51】 | 生活
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 明日から休暇をとることにした。次回の出勤は29日の月曜日から。7日の休みを取ったのだが、実質11日の休みである。そういうわけで現状を整理する良い機会であろう。


 さてどうしてここのラボから出て行きたいかを、備忘録もかねて端的に述べておく。理由は3つ。


 一つ目。ウチのラボは単独の(コラボなしの)論文を過去、2年において一報も投稿していない。理由はボスのスタイルにある。基本的にラボのメンバーが書いた草稿をまったく用いずに、まずは自分が理解するまで精読する。そのあとフロムスクラッチから書き始めるのだ。まあ執筆が早いならこのスタイルも問題ないが、同僚の論文の進捗状況を見ていると、これが笑えない。まず、精読段階でえらい時間がかかっている。記憶の限りでは最低1年くらい同僚はボスに説明していた。おんなじ様なことを何度も。このプロセスの間は他の投稿論文は一切ストップだ。つまり2年の間、他の草稿は放置状態である。そのくせ、毎週月曜日のレポートは要求してきている。これもまともに読んでないときのほうが多い。(おととい提出したレポートは未だにプリンターの上にのっかったまま)共著の論文は出ているのでボス自身の競争的資金獲得などにはあまり問題はないんだが、我々(特にワタシのプロジェクトのように、フロムスクラッチの上、誰も共同研究者がいない状況)には大問題である。論文が出ないから、次の手を打ちにくいんだわ。つまり自分の学術的成長およびキャリアアップにまったく貢献されることのない状況といって過言ではあるまい。


 二つ目。ボスとディスカッションするたびに英語の発音が悪いと言われる、毎回ね。あんまり毎回言われるので、かなり精神的に参っているといっていいだろう。言い訳になるけど、もともと研究をするために渡米したわけであり、英語の発音をネイティブなみにしようとはまったく思っていなかった。しかし、モンタナやデラウェア時代にはまったく不便はなかったし、ミシガンに来る前は複数の電話インタビューをこなしてきているので、それなりに自身があった。それゆえに現ボスとのインタラクションは自分の対人スキルに対してかなりネガティブに働いているといえる。


 三つ目。ボスとの相性もさることながら、ラボメンバーとの相性もちょっと負担に感じている。まずモンタナ時代と違い、ラボが汚いんだ。さらに、以前もちょっと触れたけど人のピペッターとかチップとか勝手に使ったりして、もう自分ではコンタミとかコントロールしきれないと思うことがある。特にチップボックスに名前を書いても使われるからね。もちろん一言聞かれれば、使っていいと思うけど、そういうのが一切ない。プラス(マイナス?)アルファでこのラボ、アメリカ人がいないんだわ。ボスと秘書以外は全部、外国人。上記の二つ目のこともあり、自分の英語スキル向上には一切、寄与されないと断言できるね。


 そんなおり、先週末にボスが来てタンパク質の精製をしろといってきた。ついこの間、精製したばかりの上、stopped-flowの実験には十分な量をストックしている。さらに言えば、ウチのラボが主に使っている低温室がダウンしており、階下の低温室を使わなければならないので、純粋に精製するには不便でもあるわけだ。(その不便さをおして、先週、先々週は精製したんだが...)はっきり言ってこんな状況下でさらにタンパク質を精製するメリットがわからない。思うにボスは単離されたタンパク質は多く持っておくことに越したことはない程度にしか思っていないんだろう。ワタシ個人としては実験をするにあたりタンパク質はできるだけフレッシュな状態の方が良いと考えているんだがね。


 あまりに理不尽なんで、何で必要なんだか問い詰めたんだわさ。それについては一切、明確な回答ナシ。重要なコラボがあるとかさ、なんか大義名分が聞かれれば良かったんだが、ただただ精製しろの一点張りである。前回の単離量を聞かれたので約30mgだと答えたら、"It's nothing!(ないに等しいじゃない!)"と。ちなみにモンタナ時代に精製していた亜酸化窒素還元酵素(N2OR)は一回の精製で約10mg取れた。当時のボスはそれでも、"It's great!"と言ってくれたものだ。精製にほぼ10日かかるのにそれをIt's nothingはねーよ。もはやアカハラといってよいと思っている。マジでボイスレコーダーで証拠をのこしておきてぇ~


 まっ、さっさと次の職を見つけたいものである。

 もひとつ思い出した。プロジェクトが滞っているならば、自分の裁量でなんとかしようやみたいなことについて。


 前回のミーティングで現状の停滞状況を打破しようと、ちょっとことなるアプローチの実験結果を発表した。個人的にはなかなか興味深いと思ったんでね。そーしたら、そんなことよりもstopped-flowを優先しろの一点張りである。もちろんそっちが優先なのはわかっているんでそれはそれで進めるのは前提での今回の結果発表だったんだがね。ホントーに視野が狭いのやらなんやら...


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【2013/07/17 08:27】 | 生活
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cooyou
英語もそうなんですが、アタマの固さも閉口してます。

うーん
Tamale
あまり良くない状況のようですね。特に二つ目はウザ過ぎますね。

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