米国けんきゅうにっき 落日の世界
学位取得後、研究者として米国へ。このさきどのようなことが待ち受けているのでしょうか?
 今回はちょっと暗い話題、ってゆーか愚痴ですので、興味のない方はどうぞとばしてください。

 アメリカで働き続けてすでに4年。最近、思うことなのですが、これからどうしていこうか。学位を取得したのは東京近郊にある某大学で、私の博士課程の同期は日本のどこかの会社に就職したか、助手のくちにありつけたかです。この歳までポスドクをしているのは私くらいじゃないかな~(-"-;A ...

 思えば激動の21世紀の始まりでした。今でも覚えています、アメリカに渡った日にちとそのときの不安。そして機が成田を飛び立ったとき、ちょっと涙してしまいました(・・。)ゞ

 デラウェアにいた3年間はとても貴重な時間だったけれど、アメリカに永住したいという気持ちはなく、いつかは日本へ帰るぞと思っていろいろと日本の助手職の公募に募集したものです。でも結果はさんざんでしたね~\(^▽^)/

 やっぱり日本とアメリカの距離は遠いのです。だってクルマで越えられない大洋もあるし......冗談ですが、私の日本に住んでいる友人と電話で話したときに、私の距離感がすでに狂っていることを指摘していました。ええっ、ココからシアトルやソルトレイクなんてそんな遠いと思ってませんよ

 ところで最近のアメリカ化学会の機関誌、C&E Newsで、中国の環境破壊が野放しになっていることの記事が掲載されておりました。

Tempers Flare In China
Throughout the countryside, farmers demand improved environmental controls, but change is slow in coming
Courage comes to those with nothing to lose. The severe environmental pollution suffered by the residents of the village of Huaxi, in the city of Dongyang in China's Zhejiang province, led them to combat riot police this April. Dozens of officials' cars were overturned, several peasants were beaten during the melee, and a few were arrested afterward. But the villagers remain defiant.

 中国の人口とその工業立国としての発展の度合いを鑑みると、この記事の出来事はかなり前から予想されていたことです。また中国政府はこういったリスクコントロールを軽視しているきらい(つまり経済発展の寄与しなさそうなことに関しては投資の対象にならない)がありますので、この汚染はますます広がっていくことでしょう。それどころかすでに深刻な状況になっているのかもしれません。

 何よりも私が不安なのは、ある友人とメールでやりとりしたときのことです。彼は携帯電話関連の仕事をしており、ヨーロッパやら中国にしばしば出かけておりました。彼は以前から中国のマーケットの巨大さとその潜在的な就労力を絶賛してきたていたのですが、今回のメールでちょっと中国の友人のメールアドレスを尋ねたところ、「オマエも中国に興味を持ちはじめたのか?」と返ってきました。まあ何気ないメールの返答なのですが、これは彼が、というか多くの日本人が未だに中国に対する認識を変えていないというあらわれのような気がして不安になったのです。

 以前のエントリでふれましたが、私はもともと無機化学の合成を専門としておりました。そして今は土壌のバクテリアに含まれるある酵素の研究をしています。そしてこの酵素群がこの地上の汚染の広がりを防ぎうるキーとなるのではと考えております。こういった仕事をしていきたいですね、今後は。

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【2005/10/10 01:40】 | 考えること
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