米国けんきゅうにっき 新型宇宙船建造
学位取得後、研究者として米国へ。このさきどのようなことが待ち受けているのでしょうか?
 さ~て、心機一転です。今週はタンパク質の結晶化を試みました。これも私のこれまでの研究履歴にはないコト。でもおもしろいですよね、まさかこんなことを遠い異国の土地で学ぶことになるなんて。具体的には精製したタンパク質を用意します。そして市販のキットがあるのですが、これは所謂合成で言う処のいろいろな種類の結晶化溶媒がセットになっているもので、これをタンパク質の結晶化の世界ではprecipitant(沈殿剤)と言います。これにはbufferの他にいろいろな塩の組み合わせ、そして任意の分子量のポリエチレングリセロールなどが混合されています。この沈殿剤をスクリーニング用のプレートにあるくぼみに入れ、タンパク質と沈殿剤を等体積載せたガラスのプレートをタンパク質の含む滴がくぼみの内側になるようにしてくぼみに蓋をするのです。これは原理的にはタンパク質と沈殿剤の混合された滴が少しづつ蒸発して、くぼみのそこにたまっているやはり同じ沈殿剤に移っていく。その過程でタンパク質に含まれた水分も徐々に失われて濃度自体が高くなっていくというもの。これが最終的に結晶化するかどうかは出たとこ勝負なのですけどね。

 ところで昨日かな?以下のニュースを見つけました。

宇宙船共同開発を打診 ロシアが日本に
 ロシアが日本の宇宙研究開発機構(宇宙機構)に対し、現在同国が単独で進めている新型有人宇宙船「クリーペル」開発への参加を打診してきたことが、13日分かった。
 宇宙機構は参加の可否を見極めるため、担当理事を中心に開発計画に関する情報収集を始めた。ロシアが2006年1月から始める基礎的な研究に参加するかどうか、年内をめどに結論を出す方針。
 同宇宙船の開発には既に欧州宇宙機関が参加の方向で検討している。日本が参加すれば、2010年までにスペースシャトルを引退させて宇宙開発の目標を月や火星にシフトする米国に頼らず、日、ロ、欧の3極だけで国際宇宙ステーションを運用する技術的な道が開けることになる。
(共同通信) - 10月13日9時31分更新

 私はこのオファを受けるべきだと思います。アメリカのシャトルの信頼性がない今となっては、新型宇宙船の建造は急務だと思うし、それにいつかは人類は宇宙に出ていかなければならないと思うから。そのために現在低軌道上にある国際宇宙ステーション運用のノウハウは絶対に必要だと思います。

 


【2005/10/15 01:23】 | 時事の話題
トラックバック(0) |
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック