米国けんきゅうにっき ○ニータイマー以外のソ○ーの仕業
学位取得後、研究者として米国へ。このさきどのようなことが待ち受けているのでしょうか?
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 大学で化学を専攻していたヒトでも忘れていることというのはたくさんある。特にワタシは分析化学の専攻ではなかったので、分析化学の専門用語を頻繁に使うことはあまりなかった。しかしながら、まさかバイオでもその知識が必要になるというのは意外だったな。ある試料を分析する手法としてもっともポピュラーなものに"クロマトグラフ"というものがある。これはいろいろな種類のものがあるが、そのなかでバイオにも関係が深いのが"液体クロマトグラフィー"である。タンパク質は基本的に水に溶けるので、液体を扱う分析が必要であるのは想像に難くないであろう。ワタシが(正確にはその英単語を)忘れていたのは"理論段数(plate number)"。これは"クロマトグラフ"、特に"カラムクロマトグラフ"の分析におけるその性能指標、言い換えれば分解能である。

 おとといから新しいカラムの樹脂を詰めていたというのは、前エントリに書いてある。そのできあがったカラムの性能チェックをするため、アセトン(化合物の一種)を導入してそのピークの形や溶出時間(アセトンがカラムから出てくるのにかかった溶液量)などから上記の理論段数を算出し評価するのだが、本来ならば10000以上の値が出るはずなのに、今回詰めたカラムはたった8000しかなかった。というわけで、明日からまた詰め直し~、である_| ̄|○ ガクッ

 あいかわらずカラダはだるいのだが、今週から昼と夜をちゃんと食べるようにしているので、これ以上は悪化しないだろうと思う。それよりも今日はソニーの悪行についてちょっと触れておこうかな。

 日本ではほとんど話題になっていないハナシである。日本語訳のリンクがココにあるので興味のある方はドーゾ。端的に言えば、ソニーBMGが音楽CDにあるコンテンツの著作権保護のために、同社販売のCDにコピー制限用のツールとして"rootkit"という技術を用いてXCPというソフトウェアを導入しているというものだ。このXCPは同著作権管理ウェアを組み込まれたCDを再生したパソコンのHDDに勝手に(ユーザーの認証などいっさいせずに)インストールし、さらに自分の存在(インストールされたXCP)を不可視ファイルにしてユーザー側から隠蔽してしまうというもの。これは潜在的にトロイの木馬型のコンピュータウィルスによる感染を容易に許してしまう可能性をもつ。またこのXCP自体がユーザー情報を管理し、そのまま外部に流す可能性さえありえるワケである。しかもすでにこのXCPを搭載した音楽CDは8ヶ月以上、何のアナウンスもなされないまま(米国で)販売され続けていたわけである。

 このコトに関して、日本のマスコミはダンマリを決め込んでいる様に見受けられる。たしかに海外での出来事で、対岸の火事という印象なのかもしれないが、某掲示板では"リストにあがった音楽CDはAmazonを介して購入できる。"と指摘している。すなわち、日本のユーザーにも潜在的に感染の危険をはらんでいるワケだ。この事態に対してソニー本体の釈明などはナシ。Microsoftはこのことを重く見たにもかかわらずだ。

 最後にIT系のコラムニスト、元麻布氏がインプレスの連載コラムの最後に以下の様に激昂しているので引用しよう。

 もう1つ疑問に感じることは、この問題に関して、ソニー本社から何の発表もなされていないことだ。確かにSony BMGは、ソニーとBertelsmann AGの折半出資による合弁会社であり、ソニーにだけ人事権や指揮権があるわけではない。

 しかし、問題がソニーブランド全体に波及しようとしているのに、何のアナウンスもないというのは、なぜなのだろうか。この鈍感さ、レスポンスの遅さは、コンシューマーカンパニーとは思えない。ブランド価値を守りたいのであれば、迅速に行動する必要があると思う。

 なお、MicrosoftはXCPに対して、自社の「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」による検知・削除を可能にする方針をセキュリティ担当者のブログの形で明らかにしている。つまり、XCPとその配布者は、Windowsワールド公認のお尋ね者となる可能性が高い。実際に、そのような事態が起きる前に、ソニーとSony BMGがやるべきことは多い。

 みなさんも他人事としてではなく、自分のPCをチェックしてみることをオススメする。

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【2005/11/17 13:58】 | コンピュータ
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