米国けんきゅうにっき 地球温暖化に思いを馳せる
学位取得後、研究者として米国へ。このさきどのようなことが待ち受けているのでしょうか?
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

 気温がちょっと下がってきた為か、溶け出した雪が再び凍る。そのおかげで路面はツルツル。さっきクルマに乗り込む時に見事にコケてしまった。腰がイタイ(TдT)

 おとといくらいのYahoo! Japanのトップで「排出枠取引でCO2削減へ 米7州、政府に反旗」というニュースを見かけたので、気になっていた。米国東部7州ということだが、どこの州が含まれているのかということにだ。そこでソースの共同通信にあたるも見つからず、最後はググって個人のブログサイトから、NY Timesの社説に辿り着いた。(でも日付は今年の夏なので、たぶん共同通信のソースとはちょっと違うかもね。)

States to the Rescue

Published: August 25, 2005
It's been obvious for some time that state governments are taking the problems of global warming and oil dependency much more seriously than the Bush administration is, and have been far more creative in devising solutions. Hardly a month goes by without another example of the gap between palpable alarm at the state level and Washington's stubborn passivity. This week provided two more.
Exhibit A was the disclosure in The Times that New York and eight other Northeastern states have reached a tentative agreement on a regional plan to reduce power plant emissions of carbon dioxide, the main global-warming gas. The plan would establish a cap on these emissions as well as a market-based system for trading pollution permits. That system would be aimed at helping utilities meet mandatory targets as cheaply and efficiently as possible.
The plan is the first of its kind in the nation dealing with greenhouse gas emissions, though a similar approach has already been successfully applied to acid rain pollution. The plan is based on a regulatory regime that has explicitly been rejected by the Bush administration in favor of a softer voluntary approach, which has yielded little progress so far. The architects of the new plan, including Gov. George Pataki of New York, hope that it will encourage other states to follow suit, and, ideally, persuade a hitherto reluctant Congress to adopt the kind of unified national strategy embraced in Europe but not here.


 上記には明記されていないが、二酸化炭素削減枠の話し合いにはConnecticut, Delaware, Maine, Massachusetts, New Hampshire, New Jersey, New York, Rhode Island and Vermontなどが含まれているらしい。

 さてなぜ突然、こういった話題を取り上げたのかといえば、最近、先輩に頼まれて二酸化炭素分離・回収技術関連の国際状況を調べたことに起因する。もともと地球規模の気象変動や有害物質の無規制排出に関する話題には興味があったのだが、なかなかこのブログでも取り上げる機会がなかったように思う。今回は良い意味で考える機会を与えていただいたと感じている訳だ。

 二酸化炭素といえばなにを連想されるだろうか?

ヒトの吐息?
ドライアイス?
それとも排気ガスの主成分?

 基本的に二酸化炭素は無害と考えている方も居られるのではないかと思うのだが、実際は有毒ガスである。過剰量の摂取は致命になりうるからだ。もちろん一酸化炭素に較べれば毒性は遙かに低いし、その致死量は膨大量になるのだから、毒物としてそんなに気にする必要はない。

 ただこれを環境面に即して考えるとまた別の姿が見えてくる。京都議定書でも焦点になっていた様に、二酸化炭素は地球温暖化に大きく寄与していると考えられている為だ。したがってその排出量削減は不可避の懸案であったが、米国(ブッシュ政権)が至極、利己的な理由で批准を拒否した。これに対して、今回の東部7州が反旗を翻したというのが、Yahoo!の記事の主旨だ。

 さてでは実際にもっとも二酸化炭素を排出するソースは何なのだろうか?多くの人たちは自動車の排気ガスと思われるかもしれないが、もっとも深刻なのは火力発電所の排出ガスである。そして発電所が生産する電力は現代の生活において不可欠なのである。

 そいうった二酸化炭素の排出源に対して、近年では多くの技術的対策や経済的評価がなされてきている。基本的にもっとも主流なのはこれら二酸化炭素の回収と貯蔵である。しかしながらワタシが疑問に思うのは、貯蔵後の行き先だ。これらは見かけ上の排出量は削減することができるのだが、正味の二酸化炭素量は増加し続けることには変わりないのである。

 たとえば油田から原油を掘り出すときに、原油を地下から押し出すために二酸化炭素を油田に注入するという手法(Enhanced Oil Recovery)がある。これは二酸化炭素排出削減に寄与はしているのだが、もし大きな地殻変動があった場合に可能性として瞬間的に莫大量の二酸化炭素が大気に放出される危険性を持ち合わせている。

 ワタシが言いたいのは、根元的な二酸化炭素削減(植物や微生物などのバイオロジカルエコシステムによる代謝・分解)をもっと積極的に考えなければならないのではないであろうかということだ。

 ところで大気中に含まれる温暖化ガスの二酸化炭素の割合は6割であるが、それ以外にもっと潜在的にキケンなガスがある。そのお話はまたに機会にでも。

FC2blog テーマ:雑記 - ジャンル:日記

【2005/12/24 15:31】 | 考えること
トラックバック(0) |
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。