米国けんきゅうにっき HD DVDとブルーレイ
学位取得後、研究者として米国へ。このさきどのようなことが待ち受けているのでしょうか?
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 ひさしぶりのエントリである。今週は疲れ気味で、さっきラボで落ちていた。今週末で夏時間が始まるのだが、もう朝は明るくてしかたがない。

 ところでIT関連ニュースだが、ついに東芝からHD DVDが発売された。そう次世代ディスク戦争の始まりである。もう一方の陣営はソニーが提唱しているブルーレイ(BD)だが、以前から価格的な問題やらが指摘されていた。この間のPS3の進捗状況を説明したプレスリリース(あのクタラキ社長のプレゼン)では、このBDの搭載が未だにアナウンスされ続けているのだが、どー考えてもコイツを搭載したらエライ値段になりそうな気がするのだが。まあそれはいいとして、最近のソニーはなにを考えているのかよくわからない節がある。たとえば昨年のウォークマンしかり、このPS3、そしてBDだ。そんな中でデジタルメディアネットワーク社 藤井美英社長のBDに対するコメントはちょっと笑ってしまう。以下、抜粋だ。

 さらに藤井氏は、BDの良さを認めつつ、BDの5つのアピールポイントについて語った。1つ目の“0.1mm厚の多層化”について、「0.6mm厚のHD DVDと比較して非常に難しく、容量100GBなどの多層メディアをいつ出せるのか」と疑問を投げかけた。2つ目に“ハードコート技術”を挙げ、「素晴らしい技術だと思う。だが、0.6mmのHD DVDにはそんなものは要らない。笑止千万」と会場の笑いを誘った。
 3つ目は1,920×1,080ドット/プログレッシブ表示の“1080p”。藤井氏は「素人だましには良かった」と語り、TV放送は対応しておらず、メリットはゲームのみだとした。4つ目はコンテンツのインタラクティブ化を可能にする“BD-JAVA”を、HD DVDにもiHDという変わらない技術があると一蹴。5つ目の著作権保護技術“BD+”も、「AACSで十分であり、私はBD+が良いというコンテンツ屋さんは1社しか知らない」と、すべてを否定し、「HD DVDがBDに劣っているのは1点もない」と自信を示した。
 ただ同氏は、質疑応答の「次世代DVDの行方」については慎重な姿勢を見せ、「年末あたりに趨勢が分かるのではないか。(HD DVDが)ダメだったら土下座」と話し、会場に爆笑の渦を巻き起こした。



 個人的にはブルーレイの長所は大容量だとはおもうのだが、上記の藤井氏の話を鵜呑みにすればその大容量化のアドバンテージには技術的問題が山積みのように見受けられる。特に大容量化に比例したコスト高は普及の大きな障害となるであろう。そしてコストのみを考えれば、100GB以上の容量域ではハードディスクを購入した方が単位あたりの価格は安いのだ。それを考えるとBDが提示するような容量帯にニーズがあるのかはなはだ疑問を感じる。
 もう一つ、記録型光学ドライブを使って感じるのが、容量に比例した記録時間の増大だ。仮に100GBの光学メディアが登場して、それをフルに書き込んだ場合、どれだけの時間がかかるのか......それを考えるとあまり実用性を感じないのであるが。

 さてまたソニーのハナシに戻るのだが、最近のソニーの製品には本当に購買意欲を促すものがないと思う。昔、初代Play Stationが登場したときは、なにか直感的なものを感じたのであるが、最近発表されたPS3に関してははっきり言って全く魅力を感じない。まあワタシがトシくってゲーム機に興味を無くしたというのもあるのだが。(しかし任天堂のDSはもしかしたらほしいかな?と思う)

 では何がソニーをそうさせたのか?もちろんワタシは社内のニンゲンではないので、事情とかは全く知らないが、ソニーのHPに書いてある会社の歴史において技術の屋台骨となった人たちとクタラキに代表されるようなパワーポイント野郎を較べれば自ずと見えてくる様な気がする。(ちなみにパワーポイントを使ったプレゼンを否定しているわけではない。)

 まあ要はアレだ。フツーのヒトは家にスパコンを必要としていないわけだね。

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【2006/04/01 13:14】 | コンピュータ
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