米国けんきゅうにっき 今日もアツい一日
学位取得後、研究者として米国へ。このさきどのようなことが待ち受けているのでしょうか?
 お昼を摂りに自宅に戻るとQwest(この辺の電話会社)から連絡があった。今朝、ネットで自宅電話回線の修理を依頼したのだ。問題は日本に在住している母親からの電話が通じないというもの。こちらでは呼び出し音すら鳴らないので、いつかかってきているのかわからないのだ。(たいてい、その直後にワタシの携帯電話の方にかけてくるのだが。)母親曰く、自宅の番号にかけると変なメッセージ(英語)が流れてくるのだそうだが、ソレがナニを意味しているのが全く不明だそーだどーやらQwestというのは聞こえたらしいので、なにかコチラとのサービスの不整合があるのだろう。今日の昼に訪れたサービスマンも家の電話には全く問題がないと言っていたので、あとは契約したサービス(キャッチホンとか、フォワーディング)のディアクティベートなどを試してみる他は無いのであろう。

 さて今朝、Scienceの今週号を眺めていると、Columbia大学のGerard Parkin教授の論文が掲載されていた。ワタシが学生の頃に○工大に講演で訪れたことがあったり、New Orleansのアメリカ化学会でCharlie(前のボス)にさんざん紹介してもらったりと、なにかと縁のある先生だ。(たしかマジックが得意なのだ。)まあ有機金属化学の先生なので、すでにワタシの研究分野とはずいぶん異なるのだが、今回の論文ではちょっと興味を惹きつけられた。内容は(非常に毒性の高い)有機水銀の化学で、論文の序でも日本の水俣病の話を例に挙げていたのだが、論文の骨子は在るタンパク質の有機水銀代謝機構についてモデル化合物を用いた考察である。もうScienceくらいになると錯体では論文なんか掲載されないだろうと思っていたのだが、なかなかどうしてである。
 さて個人的には知っているヒトの論文だから目に入ったワケではない。ここで議論している有機水銀代謝酵素、MerBに惹かれたためだ。実はMerBについては今の研究と関連がある。亜酸化窒素還元酵素、N2ORの生合成過程で発現されるタンパク質のウチ、NosLというものがあり、最近、NMR(核磁気共鳴)を用いて三次元構造が決定された。(アミノ酸配列があんまり似ていないにもかかわらず)この構造とMerBの結晶構造が非常によく似ており、何かしらの機能的あるいは進化論的な関連性があるのではないかと考えられているためである。実際、NosLは何のためにあるのかわかっていない。(遺伝子工学的にこの酵素をコードした遺伝子を潰しても、すなわちこの酵素が無くてもN2ORは生合成されるのだ。)だから今回のScienceの論文は私たちにとっても意義のある仕事なワケだ。

 今日はホントーは共鳴ラマンスペクトルの測定を学ぶ予定であったが、Doreenがもやしを育てるとゆーことで来週に延期となった。そんなワケでワタシの方は夕方からなにか別の実験計画を立てるか、今晩の夕食、ミートローフを作るか悩むところである......

FC2blog テーマ:日記 - ジャンル:日記

【2007/07/17 06:00】 | 研究
トラックバック(0) |

ミートローフ
cooyou
以前のHeidiさんのコメントに触発されて換えてみました(^^)他のマイミクさんからもちょこっと反響が......

モンタナ州立大学バイオフィルム技術研究センターというのはちょっときいたことがあります。ってゆーかワタシが今居る大学のどこかにあるハズです。(確かワタシの日本人の知り合いがちょっとかかわっているとか、いないとか......)ボーズマン高校は町中にありますね。お昼頃にあの辺をうろつくと(日本人と較べて)妙に大人っぽい高校生がウジャウジャ現れます。(近くにウエンディーズやマクドナルド、サブウェイがあるからでしょう。)

ミートローフはよく作るんですよ。簡単だし。最近は時間がないからどんどん手抜きしてますが。来週はどーやらたこ焼きをやることになるみたいです。

あ~、変わった!
Heidi
なんと、気になっていたmixiのトップのページが更新されているではありませんか!難しい化学式は分かりませんが、ピンときたのはミートローフだけ。

そちらはもう暑いのですね?
モンタナと言えば、今年度から大分市の舞鶴高校が、特別研究として「温泉科学」の調査研究を目的に、米国イエローストーン国立公園での調査実習やモンタナ州立大学バイオフィルム技術研究センター、現地ボーズマン高校との研究交流を始めた、というニュースが春先に発表されました。
cooyouさんがいらっしゃる所と関係はないのかしら~、と思いながら記事を読んだ次第です。

コメントを閉じる▲
コメント
この記事へのコメント
ミートローフ
以前のHeidiさんのコメントに触発されて換えてみました(^^)他のマイミクさんからもちょこっと反響が......

モンタナ州立大学バイオフィルム技術研究センターというのはちょっときいたことがあります。ってゆーかワタシが今居る大学のどこかにあるハズです。(確かワタシの日本人の知り合いがちょっとかかわっているとか、いないとか......)ボーズマン高校は町中にありますね。お昼頃にあの辺をうろつくと(日本人と較べて)妙に大人っぽい高校生がウジャウジャ現れます。(近くにウエンディーズやマクドナルド、サブウェイがあるからでしょう。)

ミートローフはよく作るんですよ。簡単だし。最近は時間がないからどんどん手抜きしてますが。来週はどーやらたこ焼きをやることになるみたいです。
2007/07/18(Wed) 11:25 | URL  | cooyou #GH1R4l52[ 編集]
あ~、変わった!
なんと、気になっていたmixiのトップのページが更新されているではありませんか!難しい化学式は分かりませんが、ピンときたのはミートローフだけ。

そちらはもう暑いのですね?
モンタナと言えば、今年度から大分市の舞鶴高校が、特別研究として「温泉科学」の調査研究を目的に、米国イエローストーン国立公園での調査実習やモンタナ州立大学バイオフィルム技術研究センター、現地ボーズマン高校との研究交流を始めた、というニュースが春先に発表されました。
cooyouさんがいらっしゃる所と関係はないのかしら~、と思いながら記事を読んだ次第です。
2007/07/18(Wed) 00:23 | URL  | Heidi #a3gsuCsY[ 編集]
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック