米国けんきゅうにっき 共鳴Raman、円二色性偏光分光、そしてお引っ越し~
学位取得後、研究者として米国へ。このさきどのようなことが待ち受けているのでしょうか?
 先週半ばから週末まで共鳴Ramanスペクトルの測定をした。紫色の結構強い色合いのタンパク質なので、今回こそは「イケル!!」と思ったのだが......実はワタシはRaman運が無い。いままで分子研、Wisconsine-Madison、そしてココで測定してきたが、ロクなデータを叩き出したことがないのだ。故に世間ではいかに強力な分光分析法だと言われていても、個人的にはまったくピンとこないのである。

 今回は今までの悪い印象を払拭するために自身で測定に挑んだ。使ったのは514nmの強力な緑色のアルゴンレーザーだ。暗闇のにある一条の緑のヒカリは数個の反射鏡で光路を調整され、サンプル室に入る。ここでサンプルとの散乱光を発し、CCDの検出器でRaman散乱を測定するのだ。すべて測定中は真っ暗闇。しかもレーザー発信器の熱で室内もけっこう暑くなる。さらにうまくレーザー照射によるサンプルの散乱光を見つけられなくて、イライラ......まあ精神的によろしくない実験でもある。そんなことを週末まで3日連続でやっていた。測定中のレーザーの光路とかは未来的でちょびっとカッコイイのだが、3日も見ているとただつかれるだけだ。散乱光を得るためのサンプル位置の調整が微妙で難しく、ついついレーザー照射の反対側からのぞきたい衝動に駆られるが、当然失明してしまうのでダメ。ただただイライラがつのる。そして結果は......やっぱりダメだったのだから目も当てられないねorz

 そして土曜日には気を取り直して円二色性偏光分光(CDスペクトル)の測定に挑んだ。これは"打てば響く実験"なのでちょっと気楽だったのだが、使用したタンパク質量はもう大盤振る舞いだったので、やはり失敗は許されない。コイツは深夜までかかったが、結果オーライであった。この実験を最後に今の研究所の引越が始まるので、なんとかぎりぎりでデータをそろえられたことになる。

 で、今週はず~っと引越の梱包作業。やはりなれないのか異様に疲れる......昔、○工大でのラボの引越を経験しているのだが、あのときはそれなりにマンパワーがあった気がする。今回は危険そうな毒物は少ないので、その辺は良いのだが。それでも低温室にカビが生えてたり、いやなモノが培地で育ってたりとまあ精神的にもよろしいとは言えないね。

 夜の時間がかなり自由になってしまったので、昨日はカツを揚げてカツ丼を作った。もはや独身男性の食卓ではないよーな気がする。自分でもこれはすでに「料理が趣味」といっても良いのではと思うのだが、個人的には生きるための手段なのでそういう風には言わないだろう、今後とも。

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【2007/09/20 14:44】 | 研究
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