米国けんきゅうにっき SSDのチューニング
学位取得後、研究者として米国へ。このさきどのようなことが待ち受けているのでしょうか?
 引き続きネットブックの話題を語る前に前エントリの友人のコメントでふれられている東芝のネットブックについて話そう。CPUはInspiron Mini9やEeePCと同様のIntel Atom N270(1.6GHz)でHT(hyper Threading)搭載だ。また重量は1.05kgと伝えられており、ネットブックとしての最低条件は備えている。またDellのMini9に比べてキーボードのピッチにゆとりがあり、ファンクションキーも備えているというのは強みか。逆にSSDではなく、120GBのHDDを搭載している。コレは用途によるのでなんとも言えないのだが、個人的にはオーバースペックだ。(ネットブックでデスクトップやデスクノートと同様の処理をすることもないし、すべてのデータは必要に応じて内蔵ストレージに入れるか、バックアップ用HDDを持ち歩いているので)あとこれは弱点だが、このHDDが1.8インチならば(東芝は1.8inch HDDのリーディングカンパニー)、あんまりアクセス速度は期待できないことと、OSの起動もSSDより遅いことであろうこと。さらに値段も7万円半ばというのもある。まあ、あとは好みだろうけどね。

 さて今日の本題に移ろう。我が家にやってきたDellのInspiron Mini9だが、OSの起動が速いにもかかわらず、ネットブラウズやファイル操作の際にプチフリーズが起こる。これはSSDの書き込み速度の遅さに起因している。(ただし出荷状態ではCドライブに圧縮がかけられており、これもアクセス速度の足を引っ張っていた。コレに気づかずにベンチをとっていて2ちゃんねらに指摘されているサイトもあったな......)またSSDはMacBook Airのところでも触れた様に書き込み耐性がHDDに比べて低いと言われている。これはどーいうことかというとHDDとSSDを同じ条件で同じファイルを書き換え続けたとき、SSDの方はある一定回数を超えると書き込みが出来なくなるということだ。ただし故障のしやすさとは異なる。HDDの場合、機械部分があるため物理的な損傷を受けやすい。そういう意味では通常の使用においては故障のしやすさはHDDだろう。(極端な話、SSDはアクセス中に投げようが地面にたたきつけようが影響を受けない)よく言われているのはSSDは書き込みできる回数が1万~数10万回ということ。これはSLC(Single Level Cell)とMLC(Multi Level Cell)によって違うが、前者の方が耐性が高いということだそうだ。(今のネットブックに搭載されているSSDはMLC、安いからね)某掲示板で誰かが簡単な計算をしていたが、MLCでも5年くらいはもつと言っていたな。5年くらいだと不慮の故障でHDDもダメになりそうな時間ではある。そーいうわけでSSDの書き込み耐久寿命はあんまり気にしなくてよいのではないかというのが私の感想だが、ソレには或る程度の使用上での工夫も必要だ。

 今回のMini9の場合(たぶんEeePCでも同じ対策が有効だと思う)、プチフリーズもあるので、メモリの増設とメインメモリを利用したRAM Diskの構築を検討した。Mini9の最大メモリ搭載容量は1GBと言われているのだが、ネットでは2GBを認識したということ。(これはチップの制限ではなくMicrosoftとIntelの商業的制限らしい)日本ではUMAXのメモリが認識したとゆー報告だったのだが、こちらではそんなモジュールは手に入らない。そーいうわけで適当なメモリモジュールを購入。OCZ の4GB (2 x 2GB) 200-Pin DDR2 SO-DIMM DDR2 800を購入した。リベート後で$50.99+$6.99(送料) だ。(友人のMini9もオーダーし、そのメモリ増設もしたためdual channelモジュールセットを購入した)結果、メモリは動作し2GBは認識された。この増設に伴い、ドライブの圧縮設定を解除、ならびに仮想メモリの割り当てを0MBとしたのだが、プチプリーズはその後も発生した。

ERAM_ss.jpg RAM DiskのユーティリティはフリーのERAM for WindowsNT3.51/4.0/2000/XP Ver 2.20 ドライバというやつだ。解凍後、コントロールパネルの"ハードウェアの追加"経由でインストール。(詳しくはコチラを参考に)再起動後にERAMのアイコンがコントロールパネルに、新たなデバイスが"MS-RAMDRIVE"としてマイコンピュータに現れる。(デフォルトでZドライブになっている)ここでERAMのコントロールパネルを開き、RAM Diskの容量を決めてやる。今回は約500MB(物理メモリの1/4)とした。またメモリ確保元はOS管理領域外とし、コンパネのいちばん下の実デバイス扱いとTEMP dir作成をチェックする。そして"msconfig"を走らせて「BOOT.INI」タブの下のほうにある「詳細オプション」、「/MAXMEM=」の数値を1536MBとした。(OSが認識できる最大容量を実メモリによらず強制的に決められる)最後にコマンドプロンプトを走らせ、" rundll32 eramnt.cpl,StartupFastfat 1"とタイプして再起動すれば512MBのRAM Diskボリュームが構築される。

msconfig_ss.jpgbootini_ss.jpg


systemcontrol_ss.jpg
 構築されたRAM Diskは再起動のたびに初期化されるため、データやアプリケーションファイルを置くことはできない。(別のRAM DiskユーティリティではOSのシャットダウン時にRAM Disk内にあるデータをHDDなどのストレージに書き出す機能のあるものもあるが、ERAMはそれを持たない。)従って、OSが残す一時ファイル類をココに放り込む。具体的にはC:\Documents and Settings\ユーザー名\Local Settings\TempやC:\WINDOWS\TEMPを削除後、コンパネのシステムを開き、詳細タブのいちばん下にある環境変数を押す。そこで現れるトップに一時ファイルのパスを指定するウインドウがある。これをRAM Disk内のパスに変更する。(たとえばZドライブがRAM DiskならばZ:\Tempみたいにだ。)さらにブラウザの一時ファイルもこのRAM Diskに移動させる。IEならばコンパネのインターネットツール中、一般タブ中程にある閲覧の履歴の設定ボタンを押し、そこに表示されるフォルダの移動ボタンを押すことでZ:\Tempを指定することができる。私は今回よりSleipnirからFireFoxに移行したので、このIEばかりではなくFireFoxについても一時フォルダの設定をしなければならなかった。FireFoxの場合、テキストエディタを開いて

”user_pref("browser.cache.disk.parent_directory","Z:\\TEMP");"

という一文を入力する。(指定パスのバックスラッシュは2つ)そして"user.js"というファイル名にして" C:\Documents and Settings\ユーザー名\Application Data\Mozilla\Firefox\Profiles\(適当な英数字列).default\"のパスに置く。これでブラウザのキャッシュもRAM Diskに置かれることになる。

 しかしながら、この状態にしてもプチフリーズは残った。次回はリスクを負うチューニングとなるので、もしヤルのならばココのエントリだけでなくいろいろなサイトを参考にすることをオススメする。

【2008/09/29 11:24】 | コンピュータ
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cooyou
うん、富士通のLooxはネットブックがここまで繁栄しなければいいな~と思ってたんだよね。メインで使うには指摘しているよーに、液晶サイズが小さいけどね。でもこのLOOXのCPUもかなりクロックを落としているから、思ったよりは遅く感じるかもよ。あとVistaだから、グラフィック機能がショボいとやっぱりきびしいかも。

個人的にはやはり2PC体制が良いと思っている。持ち運ぶのは極限までそぎ落としたヤツ、もう一つはもう性能のみリッチなやつってね。あとはネットワークストレージとかで同期とったりして、ファイルなんかを共有させるなんて。そーいう意味では東芝のアレもありだとは思う。ただ持ち運び前提でのHDD搭載とゆーのが個人的には敬遠したい要素とゆーことだ。(音楽ファイルや写真とかはiPodとかで持ち運べば良いし)

ところで
TAK
今、リンク先でこれ富士通のこれ見つけたんだけど、どうこれ?
もちろん価格が価格だけど、メインにしようと思ったらできるよねこれなら。液晶サイズを除いて。
FMV-BIBLO LOOX P/B70N

どうも
TAK
詳細な説明ありがとう。
CPUはあまり早くないのね。。。
もともとスペック見てなかったし。
東芝の信頼性とworld-wideな保証を優先してます。

新MacBookは筐体がアルミになるとか、トラックパッドがiPhone/iPodtouchみたいになるとか聞きますが、期待させるたびに新製品の発表情報がのびのびになってて。
まあ、次の帰国までに出てくれればいいわけだけど。

例のあれ、連絡来たら教えておくれ。Good Luck!

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この記事へのコメント
うん、富士通のLooxはネットブックがここまで繁栄しなければいいな~と思ってたんだよね。メインで使うには指摘しているよーに、液晶サイズが小さいけどね。でもこのLOOXのCPUもかなりクロックを落としているから、思ったよりは遅く感じるかもよ。あとVistaだから、グラフィック機能がショボいとやっぱりきびしいかも。

個人的にはやはり2PC体制が良いと思っている。持ち運ぶのは極限までそぎ落としたヤツ、もう一つはもう性能のみリッチなやつってね。あとはネットワークストレージとかで同期とったりして、ファイルなんかを共有させるなんて。そーいう意味では東芝のアレもありだとは思う。ただ持ち運び前提でのHDD搭載とゆーのが個人的には敬遠したい要素とゆーことだ。(音楽ファイルや写真とかはiPodとかで持ち運べば良いし)
2008/09/30(Tue) 23:40 | URL  | cooyou #GH1R4l52[ 編集]
ところで
今、リンク先でこれ富士通のこれ見つけたんだけど、どうこれ?
もちろん価格が価格だけど、メインにしようと思ったらできるよねこれなら。液晶サイズを除いて。
FMV-BIBLO LOOX P/B70N
2008/09/30(Tue) 23:11 | URL  | TAK #mQop/nM.[ 編集]
どうも
詳細な説明ありがとう。
CPUはあまり早くないのね。。。
もともとスペック見てなかったし。
東芝の信頼性とworld-wideな保証を優先してます。

新MacBookは筐体がアルミになるとか、トラックパッドがiPhone/iPodtouchみたいになるとか聞きますが、期待させるたびに新製品の発表情報がのびのびになってて。
まあ、次の帰国までに出てくれればいいわけだけど。

例のあれ、連絡来たら教えておくれ。Good Luck!
2008/09/30(Tue) 22:59 | URL  | TAK #mQop/nM.[ 編集]
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