米国けんきゅうにっき 冷気の中を征く
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学位取得後、研究者として米国へ。このさきどのようなことが待ち受けているのでしょうか?
 昨日は結構、遅くまで実験をした。帰宅時の気温は氷点下26℃。相変わらず寒い。(今日の昼頃にクルマを動かそうとしたが、なかなか動かなくてかなり焦った......その時点で氷点下14℃まであがってきたんだけどなぁ......)シアン化物の阻害作用の検討をしていたのだが、土曜日にやる理由は、正直言って誰にもじゃまされたくないためだ。それほど集中力を要する。そんな思いと裏腹に、同僚のDaliaがやってきて、タンパク質の精製をしていた。まああんまり言いたくないのだが、ちょうどその阻害剤の実験をしている最中に彼女は席を外さなければならないとゆーことで、カラムの面倒を見てくれと頼んできた。まあここで断るのもどーかと思うし承諾したのだが、できればそーいうスケジュール管理も念頭にいれて実験計画を立ててほしいものだ。もう学生じゃないのだから。
 個人的には研究というのはチームプレイだと思っている。スタンドアローンだとどーしても進捗に限界が出てきてしまうし、なによりも研究室内の雰囲気も悪くなる。でもそれはあくまで個々がしっかりと自己管理をできた上でのことだ。その前提がないとただの甘えになってしまう。

 この間、Johnがオーダーしたスーパーコンピテントセル、NEB 10-betaに15kbpのコンストラクトで形質転換させた。結果はさすが大きいサイズのプラスミドに対して高い形質転換効率を示す株だけあって、簡単に成功。blue/white screeningもほとんどが白いコロニーだった。9kbpのインサートの両端は同じ制限酵素切断サイトなのだが、John曰く、ベクター側もリン酸化してあるからライゲーションの際に自己カップリングする確率は低いと言っていた。ただプラスミドのスクリーニングでうっかり以前使っていたプラスミド(pML10)で確認するときに用いていた制限酵素(Sse8387)を使ったのだが、今回のプラスミド(pBBRmcs5)にはその切断サイトがない。従って、当然切れなかった。すぐにJohnの提案で別の制限酵素(XhoI)を使用。この酵素を使うと2箇所、切断してしまうのだが、まあインサート入りのプラスミドが存在することを確認できれば良いので実行した。まあ結果は予想通り、コンストラクトの存在を確認した。

 ここまででやっと目的のコンストラクトが大腸菌に入ったことになる。次はこのコンストラクトをAchromobacterに形質転換させなければならない。もうここからは当然、alpha-complementationは使えないので、形質転換してからすぐに発現スクリーニングになる。Johnが言うにはこのバクテリアへの形質転換はエレクトロポーレーションしかうまくいかなかったとのこと。さらにコンピテントセルは作りたてを使わなければならないそーな。まあ年内にミュータントができれば御の字だわな。

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【2008/12/21 23:45】 | 研究
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