米国けんきゅうにっき 夏の夜のちょっとしたオカルト(その5)
学位取得後、研究者として米国へ。このさきどのようなことが待ち受けているのでしょうか?
このリンクのエントリから読んでね!!

 ここでD氏のお話なのだが、彼女の話はこれまで一連のベンガラの内容とは異なる。ただこのオカルト談の結末に重要な内容であるのも確かだ......

 軽井沢の別荘は中軽井沢から登った、故石の森章太郎さんの別荘のとなりにあります(女房の実家の別荘です)。石の森先生がご存命のころは、うちの子供も、色紙もらったり花火もらったり、いろいろ可愛がってもっらったものですが・・・
 Dさんには中軽井沢駅前の蕎麦屋で会いました。Dさんは若い女性です。

Dさんのことです。Dさんは実は紅殻の証言者ではありません。
 Dさんは28,9歳で、イギリス生まれ。高校卒業後日本に帰り、上智大学外国語学部に入学、そのときモデルをしていて、某飲料メーカーのCMに出演。確かフランスロケに行ったんだと思います。そのときのスタッフの働きぶりに感動して、卒業後はその代理店に就職。総合職で営業をしています。一時はアイドル的存在で、一部のフリースタッフなど「Dさんが営業じゃなきゃ引き受けない」なんてわがままをいったものでした。ところが4年前惜しまれつつ同級生と結婚。わたしも(仕事仲間です)がっかりしたものでした。美人で頭が良くて、フランクで大酒のみで付き合いがいいという、理想的な女性でしたから。そのDさんに久しぶりに会ったのが、11日の夜の有楽町線です。「来週あたり呑みにいこうよ」と向こうからおさそいがあったのですが「残念、おれ軽井沢なんだ」と答えた次第です。ところが偶然にも、Dさんも軽井沢なんだとか。中軽の駅からチャリで5分くらいとのこと。わたしの(女房の実家の)別荘は北軽ですから、それは好都合ということで、蕎麦屋での逢い引きを約束したのです。18日金曜日、仕事で帰ると言う口実で中軽の駅まで送らせ(その後、家族はメルシャンの工場見学)、蕎麦屋で昼酒をやりながら、Dさんを待ったのです。期待半分でしたが、Dさんは定刻に登場(基本的にイギリス人なので、極めてパンクチュアルです)。まずビールで旧交を温めました。そのときDさんが、とんでもないことを言ったのです。
 「このたび、4年ぶりに旧姓にもどりました
 先月離婚したとのことです。こうなると、わたしみたいに小心な男はもう駄目ですね。当然、亭主も一緒に来てると思ったからこそ、気楽に誘ったのです。これじゃあ、本当の逢い引きだ。しかもDさんは、いつもよりピッチが早い。不倫なんて言葉が頭に浮かび(わたしが?)、とにかく、この場のお茶をにごそうと、わたしは「紅殻」の話を始めました(相応しい話題かどうかなんてどうでもいい、これなら数時間は時間が稼げます)。Dさんはクレバーな人なので、わたしの動揺を察知したようで、興味津々という表情で、わたしの話をきいてくれました。

さて、Dさんは一通りわたしの話を聞いてくれたあとで「その話聞いたことがある」と言ったのです。心やさしいDさんのリップサービス(という言葉を頭に浮かべただけで、赤面してしまう純な中年です)とも思われましたが、一応うかがうことにしました。
 Dさんによればそれは「フランケンシュタイン対地底怪獣バラゴン」という映画と「ゲッベルスの贈り物」というミステリーで、そこに終戦間際に不死身の兵士を造るエピソードがあったと言うのです。わたしは午後一の切符が取れていると嘘をついて、Dさんと別れ、逃げるように中軽の駅に去りました(小心者です)。一つだけグリーン車の席がとれたので、わたしはすぐに東京にもどりました(だから本当は18日には戻っていたのです。自宅にPCがないことは既に述べました)。その足で図書館に向かい、Dさんの言ったことを確認しようとしました。資料は実は簡単に見つかりました。「バラゴン」のほうは、フランケンシュタイン(の怪物)の心臓を、Uボートでドイツから持ちかえり、そこから不死身の兵士を創り出そうという荒唐無稽な話。「ゲッベルス」のほうも、ゲッベルスのアイデアによる無敵の軍隊の構想を、Uボートで持ちかえる途中、終戦になってしまうというお話でした(ただし、この軍隊が「物理的に無敵」というものではないというとんでもないオチがあるのですが、フィクションであることに変わりはありません)。
 なんだ。まるで関係のない話に、えんえん突き合わせたのかという怨嗟の声が聞こえるような気がしますが、実はとんでもない偶然の一致だったのです。



 さてまったく関係ない内容の様ではあるが......と、このあと書き手から以下の様な書き込みが入る。

これが最後の書き込みになります(理由は後で書きます)。
 確かにいろいろな方から指摘があったように、わたしは個人情報を書きすぎました。Dさんや畑山医師に迷惑をかけかねません。紅殻が、なんなのかもほぼ分かりました。ですから『逃げ』でなくて『完結』だと思ってください。
 ●Bさんについての情報 信濃毎日新聞(また実名ですが)の某氏と連絡を取りました。だからこれは、信毎の公式見解ではなくて、某氏の個人的な意見です。
 Bさんは虚言癖のある札付きの人物だそうです。わたしはA先生からの紹介だったので、頭から信じていたのですが。オーム真理教の松本サリン事件のときには、すぐに「松代大本営に秘匿されていた旧陸軍の毒ガス」というデマ情報を撒き、初動を混乱させた人物とか。諏訪神社とも無関係。奥さんも宝塚ではないそうです。しかし「生きてるのは、畑山さんくらいだろうな」という言葉は、実は真実だったのです(後述)。
 ●Cのこと Cさんはご高齢かつ大分酔っていらっしゃったようで、事実の誤認、勘違いもいくらかあったようです。
 ●Dさんのこと ほんとうに書きすぎました。すみません。と言いながら、実はわざと書いていなかったことがあるのです。偶然の一致というのは、Dさんが教えてくれた2つのフィクションのことではないのです。Dさんが英国生まれの英国育ちだと書きました。お父さんは外交官です。祖父さん、曽祖父さんは英国びいきの帝国海軍の軍人でした。曽祖父さんは英国の日本大使館付きの武官。祖父さんは技術将校でした。もうお分かりですね?戦時中ドイツから機密を持ち帰った方の一人です。「赤蛙」じゃありません、念のため。Dさんについては、もっととんでもない偶然の一致があり、それでわたしは書き込みをやめようと決心したわけですが、それについては後で書きます。



 さて物語は収束していく。

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【2009/08/22 09:36】 | オカルト
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