米国けんきゅうにっき ハイライントレイルの果て
学位取得後、研究者として米国へ。このさきどのようなことが待ち受けているのでしょうか?
Highline_2010_50.jpg 昨日、今日とウチのグループに居る日本人留学生のタンパク質精製の指導をしていた。それはつつがなく終わり彼は帰宅したので、空いた時間にブログでもと思い書き始めたのだが......今度は下の階の日本人ポスドクのMさんがやってきて、彼のラボにいる学生さんが塩化オキサルの未開封の缶を空けたら、中に充満していた煙をもろに吸ったとか。で、アドバイスをワタシに聞きにきたのであった。

 基本的に酸塩化物だからねぇ、水分などに触れると塩化水素ガスを出すから呼吸器系は気をつけないとねと、まず差し障りのないことを言うも、個人的には似た化合物としては塩化ベンジルと塩化アセチルしか使ったことがないので、ラベルに記載されている注意書きを見に階下へ。そのラボは予想通りちょっと塩化水素の刺激臭がしていたわけだが、それ以上に気になったのはラベルに記載には1%以下のポスゲンが含まれるとか。ホスゲンといえばかつて兵器にも使われた毒ガスなので、モロにかぶった娘にはうがいとか皮膚の洗浄とかをするように言った上で、念のためにエマージェンシールームに行った方が良いのではと薦める。まあ大事になるのはイヤそうだったのだが、仕方なく彼らはボスに連絡していた。そんなことがこのエントリを書き始めるときにあったのだが、まあ大事に至らなくてなによりである。


 さてさて前回のエントリからちょっと間が空いてしまったのだが、Grinnell氷河展望から無事に戻ってきたところから話そう。

 まあ帰りはそれなりに恐ろしかったわけなのだが、無事にハイライントレイルの分岐まで降りてくることができた。ワタシは足腰がそろそろ限界だったようで、一度、コケてしまったのだが、幸いにしてトレイルの方向に倒れたため、絶壁から転げ落ちるということにはならなかった。(ちょっと肝を冷やしたけどね

 あとはハイライントレイルの終点と思われる山小屋、Granite Park Chaletまで向かえば、The Loopへの連絡ができるという寸法。そんなわけでちょっとした安心感が得られたわけだわさ。

Highline_2010_52.jpgHighline_2010_53.jpgHighline_2010_54.jpg
山小屋がもうすぐなりとうちゃく~ぅ


 正直言ってこの山小屋まで来る予定もなかったし、そもそも体力的にムリポと思っていたのだが......コレだったらちゃんと予約してココで一泊したかったかな?とも思った。まあそんなこといっても始まらないわけだが。

 あとここはSwiftcurrent Passを経由してMany Glacierまで向かう分岐ともなっている。そんで山側を見上げると遙か高台になにか人工物が建っているのが見えた。これはあとからグーグルマップを見て、さらにそこに行ったことのある上記のMさんからの聞き込みから、おそらく山火事などを監視する見張り台らしい。なんでもこの公園を一望に見渡せるんだとか。でもグーグルマップの3Dモードで見ると、険しい上に、なんだかかなり激しそうなスイッチバックがその見張り台まで続いていた。

Highline_2010_55.jpgHighline_2010_56.jpg
山肌に直線に伸びるトレイルが見える


 最後にThe Loopを下る前にGrinnell氷河展望台に向かうトレイルが見えた。改めてちょっとした達成感を感じるのであった。

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【2010/09/29 19:58】 | 国立公園めぐり
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