米国けんきゅうにっき とりとめのない研究閑話とか
学位取得後、研究者として米国へ。このさきどのようなことが待ち受けているのでしょうか?
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Bozeman_2011_0112_deer.jpg 昨日の帰り道、急激に気温が上がってきたせいなんだろうか、風が強い中、家路を急ぐと目の前を鹿が3頭ほどたたずんでいた。さすが、ドがつくほどの田舎、Bozeman。Graduate Housing内でも鹿を目撃するようでは、近いうちにクマにも遭遇するんじゃね~か?と思ってしまうわ。まあとっさにBlackBerryで彼らを撮影してみました。まあ焦点外れているのはご愛敬で。これを撮っているうちに、クルマが鹿に接近していった。どうもドライバーは女性のようで大声でシカだぁ~といいながら興奮していた模様。ココロの中で”止まれよ”と思ったんだがな、鹿達は一目さんに大学施設の方に走っていった。

 閑話休題。

 朝方、ドイツの偉い先生からメールが届いていた。ちょっと前にボスの代わりに私たちの論文のpdfを送ったヒトだ。なんでもすごく面白い構造が解けたんだとかで、確認のために私たちの論文を読んでみたんだってさ。ワタシは返事をする権利はないので黙っているつもりだが、ウチのボスはこれをどう考えるんだろうと思いつつ、今日の仕事をする。

 今日のお仕事はやっとゴーサインが出た論文の電子投稿。この間作ったカバーレターの直しが手元に無いことに気づくが、それ以上に図などをEPSかTIFFにしろとかいう指定がありちょっと閉口気味。レビュー段階なら別にPowerPointでもいいじゃん。まあ仕方ないのでこの作業をしつつ、シュードアズリンの精製に勤しむことにした。

 今日の夜は恒例のJournal Clubだったのだが、途中で旧知の日本人が訪ねてきたので中断。4年ほど前にこの大学でポスドクをされていた女性の方(ワタシと同じ歳くらいだと思うが尋ねたことはない)なんだが、2年ほど前に日本の(四国にある大学の)特任の准教授職を得たとかで帰国したんだ。あいかわらずの攻撃的な口調は健在でなかなか楽しかった。ただ彼女も日本の学生の覇気の無さや質の低下、大学システムの形骸化とかに日本の将来を憂いている模様で、いろんな愚痴を聞かせてもらった。

 個人的には彼女はどちらかといえば米国でやっていったほうが合っているんじゃないかと思ったんだが、ナゼか日本に帰らなければと思ったらしい。日本のために何かをしなければとハタと思ったのだそうだ。それだけ聞けば愛国心故か!と思うかもしれない。だがワタシには矛盾に感じることも多々あった。まず彼女は学部までは日本だったとか。そのあと日本で働いたんだが、水が合わないとかで渡米して米国で博士号を取得している。そんでポスドクを米国で5年ほどやっていたんだそうだが、それがナゼ愛国心を生む土台になるんだろう?どっちかと言えばワタシの様な日本で博士を取ったようなヤツがそういったモノを持つべきなんじゃね。

 ただ彼女の言うことを聞いているうちに、まあほんのちょびっと申し訳なく思ったわけ。全く反対のことをやっているのがワタシなんだなぁと思いつつね。果ては永住権まで取っちゃったし。基本的に日本の教育に貢献する気も機会もないしね。ワタシは結局、日本で学位を取ったけど、水があわなかったんよ。だから行動原理は彼女と同じだわ。ベクトルは逆さまだけどね。その上で聞いてくれ。彼女は大学で学生の面倒を見ることもあるそうだ。ただなんだか要求が高すぎるような気がするんだよね。米国で教育を受けてきているんだから、もうちょっと学生に対して寛容であっていいんじゃない?と思ったんだ、話を聞いていてね。なんていうのかな?常に気を張っていて、米国では米国人学生を、日本では日本人学生に一言ある感じ。まああんまり詳細をここで書いても仕方がないの、ワタシの感想もナニを言っているんだかよくわからないかもしれないんだが、日本の(見かけの)学生の質の低下を”ゆとり教育”だけでかたづけるのはあんまりよろしくないかな~って思ったのである。それ以上に、そんなんじゃ疲れちゃうんじゃないかな?と思った次第である。

FC2blog テーマ:アメリカ生活 - ジャンル:海外情報

【2011/01/13 23:50】 | 研究
トラックバック(0) |
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。