米国けんきゅうにっき 明日から休暇
学位取得後、研究者として米国へ。このさきどのようなことが待ち受けているのでしょうか?
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 明日から休暇をとることにした。次回の出勤は29日の月曜日から。7日の休みを取ったのだが、実質11日の休みである。そういうわけで現状を整理する良い機会であろう。


 さてどうしてここのラボから出て行きたいかを、備忘録もかねて端的に述べておく。理由は3つ。


 一つ目。ウチのラボは単独の(コラボなしの)論文を過去、2年において一報も投稿していない。理由はボスのスタイルにある。基本的にラボのメンバーが書いた草稿をまったく用いずに、まずは自分が理解するまで精読する。そのあとフロムスクラッチから書き始めるのだ。まあ執筆が早いならこのスタイルも問題ないが、同僚の論文の進捗状況を見ていると、これが笑えない。まず、精読段階でえらい時間がかかっている。記憶の限りでは最低1年くらい同僚はボスに説明していた。おんなじ様なことを何度も。このプロセスの間は他の投稿論文は一切ストップだ。つまり2年の間、他の草稿は放置状態である。そのくせ、毎週月曜日のレポートは要求してきている。これもまともに読んでないときのほうが多い。(おととい提出したレポートは未だにプリンターの上にのっかったまま)共著の論文は出ているのでボス自身の競争的資金獲得などにはあまり問題はないんだが、我々(特にワタシのプロジェクトのように、フロムスクラッチの上、誰も共同研究者がいない状況)には大問題である。論文が出ないから、次の手を打ちにくいんだわ。つまり自分の学術的成長およびキャリアアップにまったく貢献されることのない状況といって過言ではあるまい。


 二つ目。ボスとディスカッションするたびに英語の発音が悪いと言われる、毎回ね。あんまり毎回言われるので、かなり精神的に参っているといっていいだろう。言い訳になるけど、もともと研究をするために渡米したわけであり、英語の発音をネイティブなみにしようとはまったく思っていなかった。しかし、モンタナやデラウェア時代にはまったく不便はなかったし、ミシガンに来る前は複数の電話インタビューをこなしてきているので、それなりに自身があった。それゆえに現ボスとのインタラクションは自分の対人スキルに対してかなりネガティブに働いているといえる。


 三つ目。ボスとの相性もさることながら、ラボメンバーとの相性もちょっと負担に感じている。まずモンタナ時代と違い、ラボが汚いんだ。さらに、以前もちょっと触れたけど人のピペッターとかチップとか勝手に使ったりして、もう自分ではコンタミとかコントロールしきれないと思うことがある。特にチップボックスに名前を書いても使われるからね。もちろん一言聞かれれば、使っていいと思うけど、そういうのが一切ない。プラス(マイナス?)アルファでこのラボ、アメリカ人がいないんだわ。ボスと秘書以外は全部、外国人。上記の二つ目のこともあり、自分の英語スキル向上には一切、寄与されないと断言できるね。


 そんなおり、先週末にボスが来てタンパク質の精製をしろといってきた。ついこの間、精製したばかりの上、stopped-flowの実験には十分な量をストックしている。さらに言えば、ウチのラボが主に使っている低温室がダウンしており、階下の低温室を使わなければならないので、純粋に精製するには不便でもあるわけだ。(その不便さをおして、先週、先々週は精製したんだが...)はっきり言ってこんな状況下でさらにタンパク質を精製するメリットがわからない。思うにボスは単離されたタンパク質は多く持っておくことに越したことはない程度にしか思っていないんだろう。ワタシ個人としては実験をするにあたりタンパク質はできるだけフレッシュな状態の方が良いと考えているんだがね。


 あまりに理不尽なんで、何で必要なんだか問い詰めたんだわさ。それについては一切、明確な回答ナシ。重要なコラボがあるとかさ、なんか大義名分が聞かれれば良かったんだが、ただただ精製しろの一点張りである。前回の単離量を聞かれたので約30mgだと答えたら、"It's nothing!(ないに等しいじゃない!)"と。ちなみにモンタナ時代に精製していた亜酸化窒素還元酵素(N2OR)は一回の精製で約10mg取れた。当時のボスはそれでも、"It's great!"と言ってくれたものだ。精製にほぼ10日かかるのにそれをIt's nothingはねーよ。もはやアカハラといってよいと思っている。マジでボイスレコーダーで証拠をのこしておきてぇ~


 まっ、さっさと次の職を見つけたいものである。

 もひとつ思い出した。プロジェクトが滞っているならば、自分の裁量でなんとかしようやみたいなことについて。


 前回のミーティングで現状の停滞状況を打破しようと、ちょっとことなるアプローチの実験結果を発表した。個人的にはなかなか興味深いと思ったんでね。そーしたら、そんなことよりもstopped-flowを優先しろの一点張りである。もちろんそっちが優先なのはわかっているんでそれはそれで進めるのは前提での今回の結果発表だったんだがね。ホントーに視野が狭いのやらなんやら...


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 もひとつ思い出した。プロジェクトが滞っているならば、自分の裁量でなんとかしようやみたいなことについて。


 前回のミーティングで現状の停滞状況を打破しようと、ちょっとことなるアプローチの実験結果を発表した。個人的にはなかなか興味深いと思ったんでね。そーしたら、そんなことよりもstopped-flowを優先しろの一点張りである。もちろんそっちが優先なのはわかっているんでそれはそれで進めるのは前提での今回の結果発表だったんだがね。ホントーに視野が狭いのやらなんやら...

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【2013/07/17 08:27】 | 生活
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cooyou
英語もそうなんですが、アタマの固さも閉口してます。

うーん
Tamale
あまり良くない状況のようですね。特に二つ目はウザ過ぎますね。

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コメント
この記事へのコメント
英語もそうなんですが、アタマの固さも閉口してます。
2013/07/21(Sun) 14:49 | URL  | cooyou #-[ 編集]
うーん
あまり良くない状況のようですね。特に二つ目はウザ過ぎますね。
2013/07/20(Sat) 01:46 | URL  | Tamale #ax4px7aw[ 編集]
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