
もう1年ほど前になるんだが、Lollipop Chainsawというゲームを買った。ジャンルはホラーアクションだそうで、出てくるゾンビをばったばったとチェインソーで切り刻んでいくゲームである。まあゲームの性格上、グロい効果がそこかしこで見られるのだが、ナゼか軽めの雰囲気とポップなミュージックでホラー特有のキモさや陰鬱さは感じられない。
ストーリーはあってないようなハナシだが、一応、発端として主人公のジュリエットというサン・ロメロハイスクールにかよう女子高生が誕生日にボーイフレンドと学校で待ち合わせをしたときに、学校でゾンビが大量発生するところから始まる。学校のいじめられっ子がどこかで手に入れた古文書をつかって闇の声を呼び出してしまい、学校中ゾンビだらけになったのだ。しかし主人公のジュリエットは古くからゾンビハンターの血族として名高いスターリング家の次女。愛用のチェインソーを駆けてゾンビをぶった切るのである。
まあ設定がツッコミどころ満載なんだが、まあその辺はどうでもいい。ジュリエットを操作してチェインソーでワラワラ出てくるゾンビをぶった切りまくるのである。ゾンビを倒すとメダルを獲得できるので、マップの所々にあるショップでステイタスやスキルを強化していくのだ。なれてくるとコンボ技が炸裂して大量にゾンビに囲まれても殲滅できるようになる。こうなるとちょっとカイカンである。
ステージは5つと最終ステージに分かれている。最初のプロローグでボーイフレンドのニックをゾンビの襲撃で失うのだが、スターリング家の秘術(?)かなにかでニックの首を切断してゾンビ化を防ぎつつ、彼の頭(この状態で会話ができる)を投げつけたりしてゾンビを攻撃したり、一時的にゾンビの体を乗っ取ったりすることができる、というようにかなり外連味の効いた演出がある。またジュリエットの姉や妹、父親もゾンビハンターということで、途中にジュリエットの支援として登場するんだが、物語がジュリエットの誕生日ということもあり、バースディプレゼントというカタチで彼女に武器(チェンソーブラスターとか)をくれて攻撃力がアップしたりと、ある意味、家族愛にあふれていると言えよう。
各ステージの途中には助けを求めるゾンビ化していない一般人がいるので、そいつらを救出しなければならない。そいつらに一定量のダメージが加わるとゾンビ化してしまい、攻撃してくるようになるので注意が必要だ。ゾンビの攻撃は多彩で一撃では死なない堅い敵もいれば、ゾンビの特性(?)なのか足とかを切っても這って接近してくるしつこいのもいる。基本的にもともと一般人がゾンビになっているので、元警官とか消防士なんかもゾンビになっていて発砲してきたり、消化器を投げつけてきたりする。
高校内を突き進んでいくと、赤いドラム缶やらがそこら中にあるんだが、そいつにダメージを与えると大爆発が起こるので、うまく使えばゾンビを一掃できたりする。まあそんな危険物がなんで街中に放置されているんだというツッコミもごもっともだが。各ステージの終わりにはステージボスがいる。こいつらは元ロンックンローラーのゾンビで攻撃力が高く、パターンが豊富である。最初に対峙するとどうやって倒すのが戸惑ってしまうんだが、そこまで強敵ではない。ただ複数回フルゲージ(対戦するとボスの体力ゲージも出てくる)を削らないと倒せないので、一度、体力ゲージがゼロになっても気を許してはいけない。
さて各ステージのボスをなんだかんだ言って倒していくとストーリーが進行していき、最終ボスが街に降臨する。そのボスが巨大である。街の中央に立っているんだが、ちょっとしたビルくらいの高さで、接近しようとするとクルマを投げてきたり、目からレーザーで攻撃してきたりする。最近のゾンビは光学兵器も搭載しているのかと、ちょっとゾクゾクするんだが...
今回、このブログにこのゲームを取り上げたのは、やっとこさ最終ボスを倒したからである。時間があるときに少しずつ進めていた。どちらかといえばワタシよりMぽんの方がジュリエットをうまく操作していたが。そんなわけで迎えたエンディング...ちょっとしたトラウマである。
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